2025年 3月28日
| 【モタスポ】F1日本GPに先立ち、予め言っておこう【角田裕毅】
| よる |
| 昇格確定段階でさっさとコメントしたいけど、どうしようか・・・と思ってましたが、結局1日遅れでアップすることにします。 なぜかって、結果が分かってからあーだこーだ言うのは趣味じゃないし、やっぱりこういうのは先に言うべきだな、ということで。
皆さんご存じのとおり、レーシングブルズの角田裕毅選手が次戦日本GPからレッドブル・レーシングに昇格することが昨日発表されました。 それもこれも、今年からレッドブルに昇格したリアム・ローソン選手が、開幕戦、第2戦と成績が振るわない、レベルではない状況に陥ったため。 しかしその真の原因はそもそも、2年前の2023年からわずか11レースしかF1を走っていないドライバーを無理やり昇格させたことではないか? 片や、丸々4年80レース以上を走って実績を上げ、速さも示しているドライバーを差し置いての昇格だったから尚更。
角田裕毅ファンのみならず、F1に精通する有識者からも「なぜ角田裕毅ではなくローソンなのか?」と疑問符の嵐だったのは言うに及ばず。 レッドブル重鎮からのその回答(言い訳?)として「ツノダの一貫性のなさ、レース中の気性の荒さ」が昇格から外れた原因である、と言い張っていたが、 ローソンがそれに勝る一貫性や気性を示していたかどうか、自分にはそうは思えない。 角田にせよローソンにせよ、若いドライバーなりの浮き沈みや気性の荒さは見せていると思うし、それがフツーなのではないか? そりゃ、オスカー・ピアストリ選手みたいな逸材にもなれば新人のレベルで既に完成されたドライバー風情を漂わすことも出来るかも知れないが。 歳食っても一貫性もなく気性も落ち着かないドライバーなんて腐るほどいるし。
まあそれはともかく、可哀そうなリアム・ローソン選手は結局わずか2戦でレッドブルを去ることになり、そしてそれはローソンが実力不足だという訳ではなく、レッドブルというトップチームのドライバーを任せられた重圧に押しつぶされてしまっただけ。 もちろん、レッドブルが誰が乗っても速いマシンじゃないこと、開幕戦でのマシントラブルで満足にフリー走行が走れていないこと、第2戦はスプリント形式でフリー走行が1回しかなかったこと、あまつさえ2レースともローソンにとっては初サーキットだったこと・・・などなど不利な状況が山積みだった訳で、F1走行経験もありSuperFormulaで走り慣れている鈴鹿なら、もっと実力発揮できるのではないか、と思われたのにその手前で降格させられたのは、いくら角田ファンと言えどローソンには同情を禁じ得ない。 レッドブル重鎮たちももちろんそれは分かっているので、もう少しセカンドチームで経験を積ませることになった訳だが、逆になんでそれが開幕するまで分からなかったのか。 経験11レースでいきなりトップチームに座らされて、あげく2レースでクビになって、結局ただローソンの評価を下げた以外なにも得るものもないドライバー交代になってしまっている。
まあそういう状況なので、角田ファンと言えど手放しで昇格を喜んでいる人は少なかろうと思います。 いくら去年のドライバーズチャンピオンチームといっても、それはマックス・フェルスタッペン選手が天才なだけで、チームメイトは1勝も出来なかった訳で、しかも年々その傾向が強まり、ますますマックス専用マシンと化している(ように見える)クルマに乗って、角田選手がまともに戦えるのか? 果たしてローソン選手の二の舞となることを恐れているでしょう。 現に有識者の中でも「ツノダは今レッドブルに行くべきではない、潰されるぞ!」と警告している人もいる。 しかし自分はそうは思わない、というか今しかないと思っている。
角田裕毅選手はホンダドライバーである。 ホンダの育成としてキャリアをスタートし、レッドブルファミリーにたどり着いた。 しかしホンダは来年からアストンマーティンにエンジンを独占供給し、レッドブルとは無縁になる。 当然レッドブルとしては、ホンダドライバーをいつまでも自チームに抱えておく理由がない。 角田がF1デビューした2021年から、翌年のF1シート確保が出来るかどうかが毎年毎年話題になっていたくらいで、 それ故に、来年2026年のシートはさすがにもうレッドブルファミリーにはない、と思われている。 即ち角田にはもうレーシングブルズでノウノウと走っている余裕なんてない。 レッドブルにシートがないのであれば、他のチームを当たるしかない。
そんな状況で巡ってきたレッドブルの正規シートの話に飛びつかない方がおかしい。 いくら今シーズン一杯のシートが保証されない、どころかローソンの成績と五十歩百歩だったら数戦で即クビが分かっていたとしても。 角田選手の選択肢は多くはない、レベルではなく本当に選択肢がない。 アストンマーティンのシートの空きは少なくとも再来年まではないし、他チームもリザーブドライバーをたくさん抱えていて、入り込む隙はほとんどない。 もうチャレンジするしかないのよ。 レッドブルジュニアにはF1昇格したばかりのアイザック・アジャーやF2のアービッド・リンドブラッドなど有望な若手はいるが、さすがに経験が浅すぎる。 翻って昨年途中まで角田の隣りにいたダニエル・リカルドなら経験豊富なドライバーだが、おそらくレッドブルに戻れるとは思っていないのは間違いない。 ローソンがダメだった時の代替手段はもう角田しかいない訳で、ジュニアチームとのシート入れ替えならローソンがいきなりクビになることもないし。
それにしてもわずか開幕2戦だけで降格は相当なこと(レッドブルとしても前代未聞)だが、よほど改善の見込みがないと思われたのだろう。 おそらくはプレッシャーに押しつぶされて、本当にマシンを操る自信がなくなっていたのだろうな。 レーシングマシンって当たり前だが、自信を持って走れないとタイムなんて出ないから。 いつツルっとスピンするか分からないマシンで限界なんて攻められないから。
もちろん、数戦で角田選手がクビになる恐れもあるが、なんか、ユーキならやってくれんじゃないか? という期待と不安を胸に、次週日本GPを自宅で観戦しようと思う。 ホント、鈴鹿では毎年いろいろコスプレが流行ってますが、今年は角田ファンの人たち、直前にカラーリング変わっちゃって焦ってんじゃないか? そっちの変更が間に合うのかもちょっと見モノではある。 | | | | |
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