2015年 3月21日
| 【PC】ついにクアッドコアへ【紆余曲折】
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| ◉CPUアップグレードへ さて、かなりハンコン環境が整ってきて、楽しく遊べるようになってきたのですが、まだ問題が残されていました。
rFactorで、単独テスト走行やタイムアタックをしているときは問題ないのですが、複数台でレースでもしようかと思った時に、PCのパフォーマンス不足が露呈するようになりました。 2年ほど前にGeForce GTX670を導入してパワーアップしたPCですが、CPUはHDキャプチャのために2万円の最低限レベルで組んだときのまま、当時既に時代遅れなCore2Duo。
やはりCPUが遅いと、せっかくのGeForceも真の性能を発揮できず、rFactorのグラフィックもフルHDではなく1280 ☓ 720にしないとレースが出来ない。 このままではレースもさることながら、今後のモニター3画面化もとてもムリな状況なので、やむなくCPUをアップグレードすることにしました。
なんでCPUのアップグレードを渋るかというと、Core2DuoのソケットLGA775ではこれ以上増強できず、今風のLGA1150とか2011v3ソケットのマザーボードに交換しないといけないから。 (CPUの交換だけならそれだけで済むが、マザーの交換はWindowsの再インストールが必須) 最強のCPUはCore i7 5xxxシリーズなのだが(但しオクタコアはCPUだけで12万円以上するが)、これに対応したマザーを探したものの希望どおりのものが見つからない。 実は、件のHDキャプチャももちろん続けたいのだが、キャプチャボードのPV4は古いPCIポート用。 昨今の拡張ポートはPCI Expressが主流で、PCIポートが装備された2011v3ソケット対応のMicroATXフォームファクタのマザーが見つかりませんでした。
で、ワンランク下げて、LGA1150ソケットのCore i7 4xxxシリーズならば、PCIポートが装備されたMicroATXマザーがあったので、それで行くことに。 一応それなりにハイパフォーマンスで行きたいので、4xxxシリーズの最強、Core i7 4790K(4万円)とGIGABYTEのマザーボードZ97M-D3H(1万円)に決定。
◉古い電源で・・・ 早速届いたものを開梱してみると、ホント最近まったくこの世界について行けていないことがよく分かりました。 MicroATXのくせしてメモリスロットが4つもあるぜ、とかSATAポートも6つもあるぜ、とかばかり目にしていて気づきませんでしたが、なんとIDEポートがない。 FDDとかは自分ももう排除しているので、無くても問題無いですが、まさかIDEがないとは。 5インチベイにあるPIONEERのDVD-Rドライブが接続できないということです。 一応ググると、IDEをSATAに変換するドータカードみたいのがあったのですが、まあぶっちゃけ最近は光メディアもあまり使わないし、Mac用に買ったポータブルBlu-rayドライブもあるので、いざとなればUSB接続できるし、ほぼ不要といえば不要。 ということで、DVD-Rはそのまま繋がずに放置して、とりあえずセットアップしました。
幸いなことに、かれこれ13年目になるEnermaxの550W電源はかろうじて使えるようなので、そのまま続投です。 高性能な電源を買っておいて良かった。 それでも最近のマザーやビデオカードは、オプションで拡張電源入力が出来たりして、フルパフォーマンスを発揮するにはそろそろ時代遅れな電源なので、次は今風のコネクタを装備したヤツを買わないと、ですな。
◉rFactorの動作も問題なし! 但し・・・ とりあえず古い電源でマザーを組み込み、起動してみると・・・まあフツーに電源投入はOK。 その後ブートドライブであるSSDにWindows7をクリーンインストールして、デスクトップを立ち上げ、また一からアプリをインストールしていきます。 ともかく、rFactorが動かないと話しにならないので、早速インストールして稼動テスト。 ・・・特に問題なく動きました。ふう。 Thrustmaster T300RSも、TH8AもSIMR-F1も、ハンコン周りも問題なくインストール完了し、懸念のTVキャプチャPV4も手順どおりのインストールで動作して、ようやく環境が戻ってきました。 問題のrFactorでのレース動作は・・・さすがCore i7。フルグリッド26台で、フルHDでレースしてもコマ落ちなし!
気を良くして、PCアップグレードをしたらやりたくなるいつものベンチマーク、3D Markをインストールして動かしてみたのですが。 計測途中で何やら音がブツブツと途切れ出し、見るに耐えない状況になったので、結局途中で計測は中止。 う〜ん、なんか気になるけど、まあ肝心のゲームは動いてるんだし、ベンチマークなんてイイか。
◉Assetto Corsa導入! と言いながら、rFactorもかれこれ10年前にリリースされた古いソフト。 せっかくパワーアップしたPCに本領を発揮させてやりたい、とか思っていたところ、昨年10月に正規版がリリースされたばかりの新しいレースゲームを見つけました。 イタリアのチームが開発したソフト「Assetto Corsa」です。 最新ソフトだけにマシンパワーを要求されるだろうけど、今のこのマシンならイケるかも、と思って4980円でオンライン購入しました。 PS3のグランツーリスモを超えるグラフィック、あまつさえ試してみて思ったのがフォースフィードバックのリアルさ。 レーザースキャンされたコースの、細かな路面のバンプを捉えてFFBでの小刻みな振動やステアリングを取られるエフェクトに加え、高速コーナーでのGの表現が素晴らしい。 鈴鹿の130Rで感じる、グッとステアリングに伝わる抵抗感があまりにリアル。
◉Assetto Corsaが動作不安定・・・ で、エフェクトを抑え目にしてAssetto Corsaを動作させてみたところ、しばらく動かすと例の音声のブツ切れが出てきて、さらに動かしていると、画面がフリーズ・・・ Windowsを強制リブートしないといけない事態に。 しかし、CPUやグラフィックのパワー不足なら、ゲームのコマ落ちや強制終了で済むはずなのに、Windowsごと落ちるというのは・・・ もしかして、電源が古いせいなのか・・・? 550Wで、トータル容量がおそらく足りるとは言え、今どきの拡張入力に対応していないのが気になる・・・
◉電源を替えてみたが・・・ 通常の仕様なら問題ないかも知れないが、やはりハイエンドなゲームを動作させるには足りないかも知れない・・・ということで、電源も替えることにしました。 オウルテックの750W、それもマザーボードやGPU用の+12Vだけで720Wを振っているハイパワー電源です。 これだけあれば足りないということもないはずで、もちろん拡張電源入力も、全部投入できるようコネクタも完備しています。 上が旧電源コネクタで、下がオウルテックの新電源コネクタ。空きが埋まってます。 これで良くなればいいな、と思いながらAssetto Corsaを起動。 なんとなく、うまくいった気がしたのですが、念入りに試してみると、やはり数分の動作でもゲームがフリーズすること多発。
◉やはり熱か・・・ ・・・こうなるともうパフォーマンス上の問題ではない。 ということはやはり熱か・・・しかしグラフィックチップの温度をリアルタイム計測していても、最大74度までしか上がらず、その程度でフリーズするとは考えにくい。 とするとCPUかシステム温度かなあ、でもリテールクーラーとはいえ、CPUも適切に冷却されているはずだし、と思いながら、温度をモニターにしてみようと思ってGIGABYTEのユーティリティを入れていじっていたところ、CPUファンの動作設定があったので、なんかテキトーにセットして、温度モニタリングしながらAssetto Corsaを動かしてみました。
・・・が、20分経っても30分経ってもフリーズしない。 かれこれモンツァ・サーキットを40周くらいしましたが、何の問題もなく稼働。 え? もしかしてファンの設定をしてなかったから? まさか。 とは思ったものの、どう考えてもCPUファンの設定してからフリーズする気配もなく、Assetto Corsaのグラフィックエフェクトを最大にしても、フレームレートは30前後に落ちたものの、フリーズなんかまったくしない。 ちゅーことはやはり、ユーティリティを触ったから、ていうかインストール必須でもないマザーボード用アプリが入ってないと、CPUのファンがまともに動かないってこと?
いや、なんていうかGIGABYTE、若干ヘンだよこの考え方は。 ま、無事動くようなったから良いようなものの、気づかんよフツー。ていうかこれまでCPUに負荷かけてもファンがちゃんと回ってなかったってことだよ、これ。大丈夫かよ。 とか色々考えはしましたが、ま、動くようになったからイイか。 とにかく、エフェクトを掛けてもストレス無く動くし、グラフィックはキレイだし、これからMODが充実してきたらAssetto Corsaはサイコーですな。 rFactorには戻れないかも知れませんな〜 | | | |
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