2003年 5月 8日
| あ〜写真撮るの忘れた・・・
| ゆうがた |
車検に出してチェックしてもらったアグスタ君ですが、 相変わらずヒドイエンスト症状が直ってません。
走行中、信号などで停止するためにギアを落としてスロットルをアイドルにし、 クラッチを握って駆動を切ると、「パスッ」とエンストするのです。 これが新車時から2年間、ずーっと。
それでも初めの頃はまだ、水温が90℃を越えた辺りからしか発生しなかったのですが、 最近では発車直後の水温の低い状態でも、バンバン止まる。 (さすがに40℃以下では起こりませんが) 他のアグスタユーザーに、ネット上で聞いてみたりしましたが、 あんまりメジャーなトラブルじゃなさそうで、対策もなくてどうしようかと悩んでました。
一応メカに詳しいヒトによると、 このバイクはフューエルインジェクション仕様(燃料噴射式)なのですが、 アイドル付近の低回転時は燃料が薄く、通常仕様回転は濃い目、 さらに高回転になるにつれてまた薄くなる・・・ような設定らしいです。 そのため、フツーに走ってるときに失火(エンスト)はしないが、 スロットルを全閉にして惰性で走ると、途端に薄くなって「パスッ」と止まる・・・カンジらしいのです。
で、これをも少し濃い目にすれば、アイドル時の失火を抑えられるのではないか・・・と思っていたわけですが、 ECU(コンピュータ)部分に燃調用と思しき可変抵抗がある、という噂だけは耳にしてましたが、 ECUを開けるにはシールを剥がさなければならない。 「剥がしたら保障外ですよ」と各国語で書かれた。(日本語はないけど)
それがために今までためらっていたのですが、 インジェクタの同調やプラグ交換では直らないことがはっきりしたので、 思い切って剥がしてしまいました。
そしたらなにやら丸いゴムのフタが現れ、 それを外すとその真下に交換可能なROMチップとその横に小さな可変スイッチが。 交換用のROMはまだ買っていないので、とりあえずその可変抵抗を仔細に見ます。
大雑把な目盛りがついてて、どうやらその真ん中辺りに設定されている。 試しに左側に目いっぱい回し、エンジンを掛けてみる。
「キュルル・・・ヴォン・・・パスッ・・・キュルルル・・・ヴォンヴォン!・・・パスッ」
ぜんぜんダメだ。これは・・・薄くなる方向なのかな。
だったら右側だ!
今度は目いっぱい回すのは怖いので、1目盛り分だけ右側へ振ってみる。
「キュルルッ ヴォン!! ドルルルルル」
安定している。しかもアイドル回転が少し上がった。
「これだ!」
・・・と思い、テスト走行をしてみる。仕事から帰ったばかりなのに。 スーツ姿で。 で、バルル〜と走り出したのですが、アクセルを戻すと回転がメチャ不安定。 そしていったん停止すると途端にパスッと止まった。 しかもセルの掛かりが悪い。
「やっぱり逆だ・・・」
すぐにウチにとって返し、やっぱり左側に、 今度はほんの少し、1目盛り分以下程度動かしてテスト走行してみた。 アイドル回転はほんの少し落ちているが、エンジンの掛かりが良い。 そして、ブワ〜ンと走り出したが、なんとなくパワー感もある。 しかも、
エンストしない!
停止時にいつもはしないような、スロットルオフを長く続けても、 クラッチを切った瞬間、フッと一瞬止まるようなヤバイ感覚もなく、すぐにアイドルに復活する。
多分こっちが正解でしょう。アイドルが少し濃くなったわけです。 もう少し走ってみないとはっきりは言えませんが、エンストはかなり抑えられそうな予感。 ・・・ただし燃調を濃くしたことで、今度は通常使用域が濃くなりすぎる可能性が出てきます。 とりあえず、様子を見ねば。 | 今度撮るね。
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