2010年 8月 3日
| 小林可夢偉の前半戦を振り返りまして
| よる |
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「フィッシュ！」だそうである。
可夢偉って日本語が不自由みたいなので（とりあいずとか、ミナクルとか）、これも「フィニッシュ」って言いたいだけちゃうんかと。思っていたが。
どうやらホントにフィッシュらしい。魚？
よーするに可夢偉的には、絶妙に巧くいった走りを指してそう呼ぶようだ。（魚の華麗な泳ぎのように？）
今回のハンガリーGP決勝レースも、スタートから1周目の走りはフィッシュだったそうだ。
確かに、予選で失敗した上にグリッド降格ペナルティまで食らって23番手（最後列）スタートから、2コーナーまでに7台抜いたのだから、まさにフィッシュ。
あまつさえ、最終的に9位まで順位を上げて、到底無理と思われた入賞を果たしてしまいよった。
これにはオジサンもびっくり。
結局夏休み前の12戦目までで4回の入賞を果たし、意気揚々と後半戦を迎えられるわけである。
開幕後4戦連続リタイヤ（しかもすべて第1スティントでリタイヤ、合計しても20周くらいしか走ってない）という、散々な状況でスタートした今年、
これはもう、2002年に鳴り物入りでデビューしたのに始まってみればクラッシュ、リタイヤの連続だった琢磨とそっくりじゃん・・・
ってカンジで、かなり意気消沈させられるシチュエーションでしたが、12戦を終わって入賞4回、最高位6位は結構評価高いのでは？
（琢磨は2002年ジョーダンからデビューして、結局最終戦鈴鹿で入賞するまでノーポイントだった）
それも、中嶋一貴みたいにドラマもなく淡々と走って入賞、とは違って、かなりアグレッシブな攻めの走りを随所に見せつつだし、
その上、今までの日本人ドライバーにありがちなミスをしない。（それっぽいのを垣間見たのはカナダGPだけ）
しかも運というか、レース運びが良くて、予選で悪くても決勝で挽回してしまう。（7位入賞のバレンシアGPも18番手スタート）
今までの日本人が、どっちかっていうと予選は速くても決勝で自滅、みたいなのが多かったことを考えると、まるで正反対の生き物。
そういう意味で決勝レースへの期待は持てるにしても、とにかく情けないのが予選。
今シーズンの予選、チームメイトに5勝7敗で、特に今回のハンガリーでは、デラロサがQ3進出で9番グリッドを獲得したのに、
かたや可夢偉はQ1敗退の18番グリッド、あまつさえ予選中の赤信号を無視して5グリッド降格処分。
可夢偉も中国、スペイン、トルコの3戦でQ3進出はしたとはいえ、イメージとしてはチームメイトの後塵を拝しているカンジ。
もうここは、夏休み中に宿題を済ませて特訓して、予選でチームメイトの前に出られるようにならないとトップドライバーにはなれませんよ！
うっさいわ、ハゲ！
フィッシュ！ | | | | |
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