2010年12月 7日
| iPhone 徒然
| よる |
| ケータイをiPhoneに切り替えてから、早2年半近く。 まだまだこれからも、OSアップデートや新端末への進化が止まらない、超期待大のデバイス・プラットフォームですが、 この辺で、iPhone以前の環境からどれほど変わったのかをちょっと考察してみます。ヒマなのでw
そもそも最初のケータイを持ったのは、つい7年ほど前の2003年でした。 実家から出る可能性が迫ってきていたことから、純粋に連絡手段として必要性を感じたので。 とにかくスペック重視だったので、当時ようやく出回り始めていたQVGA液晶に飛びつき、東芝製のJT-08にしました。J-Phoneにした理由は、単に家族で多数派だったから。 しかしQVGAコンテンツの「無さ」と、SDカードにも対応していない所為でコンテンツをPCと共有できない点などが不満でした。 当時から、なんとかケータイでPCサイトを閲覧しようと、ケータイブラウザで四苦八苦していましたが、ま、無駄な努力でした。
なんだかんだで2年維持しましたが、その間にケータイは進化し100万画素やminiSDの時代になっていましたが、 2005年当時はお金がなく、新機種には手が付けられず、やむなく1000円で機種変出来るV602Tに。 所謂デザインケータイで、機能としては平凡なヤツでしたが、買ってから気づいた「3GPP動画」対応にはまり、 PCでミュージックビデオを3GP変換し、miniSDにコピーしてケータイで観るという、少しだけPC系のリッチコンテンツライフが始まりました。 が、相変わらずWebはケータイコンテンツを越えることは出来ず。
6ヶ月後、不幸にもV602Tを紛失するという事件が起こり、予期せぬ機種変が必要に。手痛い出費18000円。 当時ボチボチ広まり始めていた第3世代ケータイにしてしまうか、と902Tにしたが、失敗。 当時Vodafoneが推めていたグローバルUIが不出来で、操作性は悪いわ、機能は制限されるわで終わっていて、前機種で出来たことすら出来なくなってました。 が、遅れていた3Gケータイアプリの情報公開が進んだおかげで、VodafoneにもJigブラウザがリリースされ、ついにフルブラウザの世界に。 月々630円は高かったけど、ようやくケータイでPCサイトが見られる環境が整いました。
そのまた6ヶ月後、ついに大台スペックのマシンが登場しました。 VGA液晶を搭載した、904SHです。トーゼン買わざるを得まい。32000円を投じて最高スペックを手にするべく、発売日に入手。 Jigブラウザ以外、ほとんど何も出来なかった前機種を教訓に、FelicaやGPSなども全部入りなところも気に入りました。 iPhone4ですら敵わない332ppiの液晶、6軸モーションセンサーや320万画素光学2倍ズームカメラなど、とんでもないスペックを有していましたが、JT-08と同じ轍を踏む結果に。 とにかく、VGA液晶に合わせたコンテンツがない。Jigブラウザもそれほど高詳細にならず、ハードにソフトが追いついていない状態。 1年近くは無双のハイスペックでしたが、その後一気にVGAが広まり、平凡な機種に成り下がりました。
その1年後、Vodafone→Softbankの過渡期でしたが、電波問題が一向に良くならず、やむを得ずキャリア替えをすることにしました。 2.4Mbpsの速度を誇る、CDMA 1xWINのauへ。それにデフォルトでフルブラウザ搭載のWVGA端末、W51Hにしました。 とは言え、完全な信頼も置けなかったので、904SHも解約することなく初の2台持ちへ。ま、違約金を払うのが嫌だったのもありますが。 この端末で、真のPCサイトブラウズと、GPSの真価が発揮されました。 搭載されたOperaは、Flashコンテンツすら見れる本当のフルブラウザ。しかも指紋センサーを入力デバイスとして使い、マウスアイコンまで操作可能。 さらにauお得意のEZナビウォークは、ホントに使えるケータイナビで、助手席ナビと併せてよく重宝しました。 が、思ったほど通信速度が出ないことと、圏内なのにチャネルが足りないのかパケットが落ちてこないことが良くあり、不満のタネでした。
その頃、アメリカ限定で登場した初代iPhone。 レビュー動画などで、そのあまりにも革命的なマルチタッチUIが紹介されるにつれ、今までのケータイがすべて古臭く感じるほどに。 いつになったらCDMA版のiPhoneを出してくれるんだ、と憤っていたところに、ついに発表されたiPhone3G。 一も二もなくごく自然に、発表翌日にSoftbankショップへ出向いて予約を行なったわけです。
さて、このケータイ遍歴を見れば一目瞭然、ボクが何を求めているか。 ま、液晶解像度もすごく大事ですが、最も大事なのは、Webとの親和性。 902TでJigブラウザを知ってから、よく使っていたのがRSS機能で、それはiPhoneになってさらなる進化を遂げました。 当時は見出しのみを拾ってきて、興味があればクリックするのですが、地下鉄通勤の身では必要なときに即座に通信できる状態ではない。 で、駅に着いて発車するまでの短い時間にサイトを読み込むのですが、圏内への復帰が遅かったり、圏内なのに通信が出来ない状態がイラつく原因でした。 そこで今はiPhoneのRSSアプリを使って、朝起きたら先読み。 画像の先読みは時間がかかりますが、文字情報だけなら余裕で購読しているサイトのRSS記事すべてを取り込んでしまえます。 もちろん、大抵のサイトは記事全文はRSS化されておらず見出しと数行分だけで、あとはリンクをクリックしてサイトに飛ばないといけないのですが、 Yahoo! PipesのRSS全文取り込みツールを使えば、ほとんどいけてしまいます。 おかげで、以前は寝ているだけだった退屈な通勤時間に、本日のニュースを一通り網羅して、有意義に時間を使えるようになりました。 言わば、新聞の朝刊のようなスタンスですな。なんならホントに新聞もアプリで読めます。産経の朝刊を無料で。
さらにiPhoneが便利なのは、カメラ機能。 とにかく、簡単操作でサッと撮れるので、今までのケータイ以上にカメラを活用しています。 3Gでは動画が撮れず、フォーカスも固定で若干不満でしたが、3GS以降は特段の不満もなし。4から付いたHDR写真機能は、もう毎日使ってます。
3Gで非対応だったために異常に使えなかったメール機能も、3GSからはガラケー以上の使い勝手の良さで、メールの返信もまったく苦にならず。 当初はメモリ不足でバンバン落ちて役に立たなかったSafariも、OSアップデートに連れて解消していき、使い勝手の悪さは今や過去の話に。 GoogleMapsも、音声ナビ機能こそまだないものの、衛星写真やストリートビューにも対応して、他のケータイナビアプリとは一線を画すリッチさです。
・・・そう言えばGoogleMapsがここに来て、大きな進化を遂げるようです。 GoogleMaps for Mobile 5 の最大の進化、それは地図データのベクター化と3D対応。
う〜む、これはスゴイ。 ぜひiPhoneにも対応していただきたいところだが・・・まだまだ先かなあ。
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