2004年11月22日
| 日本アニメの可能性
| よる |
| 20日の土曜日、宮崎駿監督作品、「ハウルの動く城」が劇場公開されたそうです。
見に行ってないけど。
そりゃもうすごい前評判で、興行収入は千と千尋を抜いて当然とか、 アメリカではハリウッドスターが吹き替え版の声優を務めたとか、 相変わらずのニュースになっております。
・・・でもなんだかこうも人気になってしまうと、斜にかまえて見てしまうのはオレの悪いクセだろうか。 ホントにオモロイ映画だった? 「宮崎作品だから」っていうバイアス掛かってない? ・・・まあ見てないオレが言う資格は今のところないので、もう少し待つとしますか。
そんなことより。 かねてよりボクが注目していたアニメがついに完成し、 なんとその「ハウルの動く城」と同じ日に劇場公開されたのです。
それこそは、新海誠の「雲のむこう、約束の場所」。 前作「ほしのこえ」を、たった1人で作ったということで評判となった彼の、最新作です。 ゲーム会社に勤務した経験しかない一介のグラフィッカーが、 自宅のマシンと有志の手助けだけで、30分のアニメを作ってしまった、というのが前作。 今回も、多少プロの手は入ったものの、相変わらず自宅マシンで、 原作ストーリー制作からほとんどの作業を一人でこなしているのは同じ。
すでに数々の賞を受賞し、個人作成の映像としては異例なほどの公開劇場数、 且つ、海外からのオファーも多数来ているという、まさに新進気鋭、時の人となった新海誠。
最近は日本以外のアジアでもアニメ作品が作られるようになったりして、 そろそろ日本のアニメもヤバいんじゃないの? という雰囲気もあったりしましたが、 こういうクリエイター精神が息づいてると思うと、まだまだ捨てたもんじゃありません。
海外で認められたとか、賞をとったとか聞くと、確かに日本人としての自尊心をくすぐられますが、 はっきり言えばそんなことはどーだっていい。 オモシロイか、どうか。それだけ。 先入観でモノを見るの、そろそろやめましょうや。(お前が言うなっ |
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