2024年 3月 6日
| 【DTM】電子ドラムを少しアップグレード【Alesis】
| ひる |
| 2018年秋に購入してから早5年半。 最安ではないものの、フルセットで5万円以下という格安電子ドラムキットのAlesis Nitroですが。 さすがにシンバルx3(ハイハット、クラッシュ、ライド1枚ずつ)だと奏法がしょぼくなるので、2年前に拡張キット(クラッシュx1、タムx1)で増設はしています。 ドラムスローン(椅子)は本来ドラム用ではなくただの丸椅子ですが、ガス圧なのが良かったのと3000円台で安かったので採用。 キャスターは外してゴム足に替えています。
ただ、購入当初から不満だったもう一つの点が、スネアドラム。 他のタムと同様に8インチと打面が狭く、且つリムが分厚い上に打面よりかなり高いためフィルイン時に誤ってリムを叩くこと多数。 あまつさえヘタレドラマーの腕ではスティック同士が当たってしまい、せっかくメッシュヘッドで打音が静かなのにスティックの接触音で本末転倒、という難点を抱えていました。
とは言え、Alesis Nitroにはサイズの大きいスネアドラムなどという拡張キットは存在しない。 Alesisの他のキット(高グレード版)であれば、10インチとか12インチとかのスネアドラムになっているが、パーツ単位で購入出来ない模様。 そもそも単体販売されてても、ウチのNitroで使えるのかどうかは分からん。 やっぱり初めからもう少し高グレードのにしとけば良かったか、と若干後悔しながらもやむなくそのまま使用していました。 (とは言え高グレードのは当然高い。フルキットで10万越えとなってしまう)
しかしいろいろ探っているうちに、実は電子ドラムの信号は概ねメーカー間でも互換性があり、他社のパッドやシンバルでも使えたりすることがあるらしい。 現に、Rolandの電子ドラムのスネアをDonnerという別メーカーに繋いで使っている人を発見。 へえいけるのか、しかし万が一動作しなかったら怖いしなあ・・・ と思っていたら、Alesisの高グレードキット、Crimson用の10インチメッシュタムパッドがAmazonで単体販売されているのを発見。 しかもそのキットのユーザーレビューで、自分と同じNitroのスネアとして利用している画像が! Crimsonの10インチは意外に安く11000円だが、12インチのスネア用メッシュパッドは単体販売がないしあったとしても高そう。 デュアルゾーンと書いてないのでスネア用ではないと思うが、あまり大きすぎてもバランス悪いし邪魔だし、10インチくらいがちょうど良い感じがする。 タム用なのでリムショットとかは出来ないと思うけど、滅多と使わないリムショットより打面が大きいメリットの方がデカい。 たまたまポイントが1万円分あり、ほぼただで手に入るので購入することにしました。
届くまではホントに使えるか多少不安ではありましたが、届いてすぐ配線を繋いで叩いてみると・・・ちゃんとスネアの音が出ました。 安心してそのままドラムベースに組み込むことに。 NitroとCrimsonではベースとの固定方法が異なりますが、工夫すればそのまま金具を使えて固定出来ました。(ちょっとだけ鉄の棒が目障り) 打面もやはり10インチがちょうど良いカンジで、他の8インチタムとも違和感ないサイズ感。 そもそもCrimsonのスネアドラムは、ドラムベース固定ではなくスネアスタンドが必要だったみたいで、やはり10インチタムにしといて良かった。
試打したところ、もちろん叩き心地も抜群。打面が広いので余裕をもって叩けます。 これまでは狭い打面で練習しとけばスタジオで生ドラム叩くときにより簡単に叩ける、という過酷練習の風体もありましたが、まあやはり練習だってストレスはない方が良い。 それにやはり高グレード品、同じメッシュヘッドでもこっちの方がより静か。(単純に面積が広いので打音が低くなるてことか) しかもですよ、ないと思っていたリムショットがなんと可能でした。リムを叩くとちゃんと違う音が出る。 よくよく調べると、元々のキット付属のタムには確かにリムショットはないですが、拡張キットのタム(ほぼ使わないけど2個目のフロアタムとして使用)には機能があったのです。 今の今まで気づかなかったけど。 ようするに元キットの8インチスネアと同機能ということ。 なんか分からんが嬉しいサプライズでした。
部活に他のドラマーがいることもあり、最近はドラムよりミックス担当(同期演奏のデータ作りも含め)となっているのでスタジオであまり叩かなくなりましたが、そうは言ってもウチの電子ドラムを放逐する気はないので、これでより楽しく叩けると思うとさらに身が入るカンジです。
イイね! | | | |
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