2023年 8月20日
| 【マンション】ウォッシュレットまでもが故障・・・
| ひる |
| PCの故障とアップグレードのために出費があったところですが、なんとウォッシュレットも壊れました。 もちろんこちらも深刻なトラブルです。水漏れです。
ちょうど10年前の新居引っ越しとともに便座だけ購入して自前で取り換えたウォッシュレット。 マンションのオプションでは20万円以上かかる上に最上位モデル(自動洗浄機能付)が選択肢になかったのですが、ネットで探すと最上位モデルが10万ほどで購入出来ました。 取り付けもそれほど難しくなく大変お得な買い物だったのですが、まさかちょうど10年で壊れるとは。
具体的には、便座本体部分からの水漏れです。 洗浄ノズルを動作させると、便座後部の本体端からポタポタと水が漏れます。 さすがにウォシュレットの分解方法までは把握してないし、水漏れは単純な機械故障じゃないので難しそう。(回路の故障よりはマシだが) 念のため、TOTOのアフターサービスに修理依頼するとどのくらいかかるか調べると・・・訪問するだけで最低2万円。 普通に考えれば部品交換も必要なので、おそらく4〜5万円はかかるんじゃないか。
どのみち保証もとっくに切れてるので、一旦バラしてみることにします。 ネットで軽くググってみると、分解方法がはっきり分かるサイトはなかったのですが、外装を開ける程度なら案外簡単そう。 まず、電源を抜いてから水栓を閉めて分岐ホースを外します。水が出てくるので受け皿は必須。
それから便座を便器から外し(ボタン押しながらスライドするだけ)、元のウォシュレットじゃないただの便座に一旦交換・・・と思ったらなんかケーブルが繋がっている。 どうやら水タンク内の自動洗浄機能用モーターと繋がっているようだ。(自分で作業したのだが10年前なので忘れた) えー、まさかモーターも外さないと取り外せない? そんなバカな・・・と思って取り付け時のマニュアルを探し出してみると、プラグを外せば良いだけでしたww プラグがカバーで覆われていたので、てっきり外せないケーブルかと焦りました。
無事外れたウォッシュレット本体の裏返して見てみるとネジが1カ所あるので外します。 他にはネジは見当たらないのでツメで固定されているだけの模様。 ツメがある箇所にマイナスドライバーの入る窪みがあるので、ドライバーを突っ込むとあっさりツメが外れました。新設設計。 4カ所のツメを外すだけで簡単に外装は取れました。 さて中身は結構ややこしそうです。電装系部品と送水系の部品がギュッと詰まっています。 送水系部品はポンプやフィルタ、ノズルなどで構成されてますが、それぞれがリンクしていて簡単にバラすのは難しそう。 底になる部分の外装のノズルに近い箇所の汚れが目詰まりを起こしていて、本来便器内へ落ちる水が行き場を失って漏れているように見えたので、手の届く箇所の汚れをすべて落としました。 もしかしたらこれで直るかも、と思いましたがさすがに甘かった。
試しに分解した状態で、水栓と電源と繋いでウォッシュレットを作動させてみると、送水系パーツの中間部分(おそらくポンプ)の裏側から漏れているようです。 周りの電装系を外しながらポンプ周りを外してみると、裏側に怪しい接続部分が。 捻って外した蓋にあるゴムパッキンが劣化しているようですが、ゴムパッキンの新品を個別に購入できない。 TOTOのサービスマンはパッキンだけ交換できそうですが、外部業者ですらポンプ単位とかASSY交換しか出来ない模様。 ましてや素人DIYの身分ではASSYパーツすら手に入るのかどうか。
送水系全体にいくつかあるパーツ接合箇所にそれぞれパッキンが使われているようだが、全部バラすと元に戻せなくなりそうなので、当たりを付けた怪しい箇所のみホットボンドで固めてみました。 これで直ってくれると良いが・・・と組み付けし直して繋いでテストしてみると・・・全然ダメ。 むしろ水漏れの勢いが増している。 おそらくパーツを動かしたせいでいろいろな箇所が緩んだ模様。もうこれはDIYレベルで修復不可能。諦めた。
TOTOに修理を頼んで直ったとしても10年選手なのでまたすぐに他の箇所が故障するかも知れないし、もういっそ新品にした方が気持ちが良い。 ということで、新品ウォッシュレットを探してみます。 ちなみにウチのウォシュレットは2012年製のTCF4831型。自動洗浄機能付のモデル(アプリコットF3AW)です。 あわよくば、1グレード下の自動洗浄機能なしモデル(F3W)を買っても実は中身は同じで、コネクタさえ繋げば自動洗浄出来るのではないか?
まずはTOTOの商品ラインナップを見てみますが、現在はなぜかTCF48xx型がなく、グレード違いのTCF47xxしかラインナップされていない。 あまつさえ、最新型はリモコンも全然違っていて互換性がなさそうだ。 もしかして自動洗浄モーターとのコネクタは共通の可能性もあるが、リモコンの洗浄ボタンも移植せねばならず、ボタン形状に互換性がない。
そこで既に終売している1つ前の型を探すと、2017年モデル(TCF4833型)が辛うじてAmazonで販売されていた。 リモコン形状は今と全く同じで、便座本体の形状が若干異なる程度。これなら互換性はありそう。 最新モデルではないが価格は下がっておらず、自動洗浄機能なしのF3Wでも10万以上するが、この際やむを得ない。 Amazonのマーケットプレイスで購入しましたが(送料340円)、翌日には届きました。
届いたものを早速開封し、互換性の確認。 やはりリモコンは同じなので、洗浄ボタン2個(大・小)の移植のみでOK。(そもそもリモコンは替えなくても良さそうだが、せっかくなので交換する) 本体のモーター用コネクタも位置こそ右から左に移っているがまったく問題なく接続可能。とりあえずホッとしました。 本体自体は左右幅が15oほどスリムになっているが、基本はほとんど一緒。 ただし前モデルにあった本体サイドの物理ボタンはすべて省略されてます。(全然使わないので要らないボタン) 給水ホースと分岐コネクタも新しいのが入ってるので、併せて交換します。 もう何度もつけ外ししたので、水栓関連も苦になりません。 すべて付け終えて、流用する自動洗浄機能モーターのコネクタも繋いだら電源を入れて動作確認。 うん、完璧。 自動洗浄も問題なく動作するし、当たり前だが水漏れしないのが嬉しい。 動作音とかも心持ち静かになったような。 前モデルは便器と比べてデカくて如何にも上に乗せてます感があったのに対し、わずか15mmのスリム化だけどだいぶ一体感も出て良いカンジ。 これであと10年は行けるかな。
しかし、10年くらい経つといろいろ壊れだすのは分かっていたけど、頼むからいっぺんに壊れるのだけは止めて欲しい・・・ エアコンとかTVとかガスレンジとか食洗器とか冷蔵庫とか・・・ | | | |
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