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  2022年12月16日 
【DTM】Cubaseスゴイ、Demucsスゴイ他
  ゆうがた
徐々にではありますが、DTMについての習熟が進んできて、Cubaseの豊富な機能もだいぶ理解が進んできました。

尚、現在の部活のボーカル君が唄があまりうまくありません。(ボーカルなのに)
そこでCubaseの素晴らしい機能が真価を発揮します。「VariAudio」です。

ボーカルの音声データを解析して音程として表示してくれる上、外れてる音程の修正も可能。(ド音痴でも大丈夫)
ただ、正しい音程はTAB譜で分かるもののCubaseの編集画面と行ったり来たりしながら修正を施すのは結構ダルい。

そこで更なるツールの登場です。「Demucs」です。
つい最近ネットニュースを漁っていて見つけたのですが、所謂音声データのパート分割ツールです。
具体的には、ステレオミックスされた完成形の楽曲音声データ(WaveとかMP3など)を入力すると、「ボーカル、ベース、ドラム、その他」の4パートに分けてくれるのです。
それもかなりの精度で。
ちなみにCPUだけだと曲の長さの倍くらい時間がかかるようですが、nVIDIAのGPU(CUDAコア)があるなら1分以下の超速で分割可能です。

Demucsを使って取り出したプロのボーカル音声をこれまたVariAudioで解析すると正しい音程が分かるので、これに合わせて外れてる音を合わせていくだけで、ばっちり音程が正しくなります。
機械的な音程変換なので音が歪むこともありますが、大概は外れまくった音でもかなり自然な修正が効きます。
しかも楽譜どおりの音程だけではなくプロ歌手の抑揚もDemucs+VariAudioで露になるので、そのままの音程に編集するとそれすら真似ることが可能。
もちろんホントのところは唄がうまい人がボーカルをやるべきに決まってますが、ウチのメンバーにいないんだから仕方がない。
ただこのままではPVはともかくライブで唄えないので、マジでボーカルしたいなら音痴を直してもらうしかないですが。

ちなみにコーラスとか用も考えて自分の声を録音できるようマイクも買ってあったのですが、これが失敗しました。
当時はまだオーディオインターフェースを持ってなかったので、直接PCに挿せるのが良いと思ってUSBマイク(Ankerの安物)を買ってしまったのです。

Windowsは入力遅延が発生するけどMacなら大丈夫だし、どのみち冷却ファンがやかましいデスクトップPCじゃなくMacBookに繋ぐつもりだったですが、DAWというのは結構曲者でした。
Cubaseではオーディオ入出力機器として1つしか同時接続できません。(電子ドラムとかキーボードとかのMIDI機器はいくつでも可能)
購入したUSBマイクにはイヤフォン端子があるので入出力ともに可能ではありますが、双方のボリュームダイヤルが兼用になっています。
即ち、マイクの入力ボリュームを上げるとイヤフォンの音もデカくなり、耳が痛い上に音漏れしてマイクに入ってしまう。
ボリュームを下げるとちゃんと録音できているように見えても、いざ編集しようとすると音量が小さすぎて聞こえない、という事態に陥りました。
Cubase側でボリュームを上げる処理(ゲイン)をすれば聞こえるレベルになりますが、当然音質が劣化します。
USBマイクはもう無理、オーディオインターフェースはもうあるんだから普通のXLR接続マイクを買おうと思ったのですが、最後の望みでいろいろ調べたところ救済策がありました。(但しMacオンリー)

MacOSには「Audio MIDI設定」というツールがあり、ここでオーディオ入出力機器の組み合わせを手動で作れるのです。
具体的に言うと、入力はUSBマイクから、出力はMacBookのスピーカー/イヤフォン端子からにしたいならば、設定画面で「機器セットの追加」をクリックし、希望の入出力機器をそれぞれ選択して仮想オーディオインターフェースを作成する感じです。

その上で、Cubaseを立ち上げ直してスタジオ設定から、ASIOドライバとしてこの機器セットを選択、機器セットのプロパティ画面で入出力ともにチェックを入れると利用できるようになります。
こうしてやっとマイク音量とイヤフォン音量を別々に操作できるようになりました。そしてUSBマイクを捨てなくて済んだ。良かった。

コロナ禍になってスタジオ練習が出来なくなってから始めたPV制作ですが、過去4〜5曲分は基本動画をメインに据えて作っていました。
なんせ音作りなんてさっぱり分からなかったので。(動画制作も素人ですが、絵作りはなんとなく感性でも理解できる)
しかしCubaseに出会って随分と音作りへの理解が進んだ気がします。
最初はGarageBandでは出来ないちょっとしたことをやりたい程度の考えで購入しましたが、GarageBandとはとんでもない違いです。
Cubaseは過去からあるDTMの複雑なルールをある程度理解しないと音を出すことすら難しいので、直感だけで大体の作業が出来るGarageBandとはだいぶ異なりますが、その分比較にならないレベルに高機能だし、外部プラグインも使えるのでやりたいことが叶えられる。

やっと本格DTM始動といったところでしょうか。
 
 

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