2020年11月26日
| 【MacBook】バッテリー交換
| ひる |
| なんかバッテリー交換ばっかりやってる気がしますが。
2013年後半に購入した、我が家2代目のMacBook(MacBook Pro’13 late2013)が今でも現役なのですが、ついにバッテリー膨張が始まりました。 今年4月頃までは、ぶっちゃけあまり使ってませんでしたが、春に新型コロナの影響でテレワークが始まり、自宅のリモート端末としてMacBookを使うことにしたのです。 メインで使っているWindows PCはコックピットに設置されていて、デスクワーク向きになっていないため。 会社のテレワーク用ツールはWindowsでもMacOSでも使えるし、ノートPCの方が作業場所の自由も利くし、どっちでもいいならMacかなと。
で、MacBookにリモートツールを入れて食卓を作業机としてテレワークを始めた訳ですが、考えが相当甘かった。 想像した以上に疲れる。 まず食卓の椅子が腰に来るし、13インチ画面が小さくて目と肩が凝る。 あまつさえ、キーボードが(当たり前だが)Mac配列なので、会社のWindows PCをリモート操作するのに向いてない。 対策として、椅子はOAチェアに換えて、さらにジェルクッションを装備。 さらに画面は安物の23インチディスプレイを別途購入して、Macの画面を拡大。 キーボードはとりあえずメインPCで使っているのを流用して、Macは閉じたまま使うことにしました。 あとついでに言うと、Mac用のリモートツールの使い勝手がイマイチ悪い(リモート画面が全画面にならなくて字がつぶれる)ので、 結局Macにインストールしてある仮想環境のWindows10に新たにリモートツールをインストールしました。 Mac OSの上で動くWindows10上のリモートツールの上から会社のWindows10を操作する、というなんだか分からない環境になってしまいましたが、 それでもMacネイティブでリモートするより、フルスクリーン表示できるし快適に操作出来る。
そうこうしているうちに嫁さんもテレワークを始めることになり、同じ食卓で向かい合ってテレワークをしてた訳ですが、ともかく狭い。 それにOAチェア+ジェルクッションでも7時間座ってると腰にはやはりツライ。 もっと高級なOAチェアを買うかどうか考えましたが、良く考えるとコックピットのバケットシートは、一日中座っていても腰が痛くならない。 だったら24インチディスプレイも設置してあるコックピットでテレワークした方が良いのでは。 ディスプレイは嫁さんに譲って、1人なら食卓も広く使える。(嫁さんの仕事は空き時間が多く、ずっと座ってる必要がないらしいのでOAチェアで問題なし) キーボードが1個しかないけど、2000円程度だからもう1個買えば良い。
そんなカンジで自分はコックピットのバケットシートで、24インチディスプレイとキーボードをMacBookに繋げてテレワークすることに落ち着きました。 これならメインPCでテレワークすれば良かった訳ですが、利用PCの変更申請が必要でメンドイので、そのままMacBookで。
結果的に、これまで月に数回使う程度だったMacBookが2〜3日に1回、終日フル稼働する状態になった訳ですが、さらに追い打ちをかけます。
今年の2月まで月1回バンド練習(会社の部活で加入した)のためにスタジオでドラムを叩いていたのですが、コロナ禍でスタジオ練習が自粛となりました。 自宅に電子ドラムがあるので練習は出来ますが、一人でやっていても他の楽器と音合わせが出来ないので、メンバーと他の手段をZOOMで話し合ったところ、 各々で楽器を演奏した動画をミックスしてPVを作ろうということに。 ドラムの音はヘッドフォン端子かラインアウトから録音しようかと考えたのですが、試しにWindows PCの内蔵サウンドに入力してみるも、大きく音が遅延する。 ググってみると、Windowsはレガシーなサウンドインターフェースが邪魔して遅延するらしく、 通常はMIDI機器をオーディオインターフェースなる機器(最低でも1万円)にMIDI端子で繋ぎ、それをPCとUSBで繋いで使うものらしい。 しかしよくよく電子ドラムの端子周りを見てみると、なんとUSB出力があるやないけ。(ドラム買ってから1年以上まったく知らんかった) これはオーディオインターフェースが内蔵されてるってことちゃうのん?
ところがそのUSBをWindows PCに繋いでみるも、やはり音が遅延する。 USB出力は音声出力ではなくMIDI楽器の信号を出してるだけなので、フリーのDAW(MIDI対応音楽アプリ)に信号を入力しているのだが遅延は解消せず。 (さすが有料試す勇気がない) 尚、オーディオインターフェースなしでも音の遅延を極力なくす技術として、ASIO ALLドライバというものを使え、とあったのだが、 いろいろ試してみても何をしてもWindowsでは遅延が消えないか、音が出ないかのどちらか。
ところがMacは、USBで電子ドラムを直繋ぎするだけで、あっさりと遅延のない音が出ました。 しかも、初めからGarageBandというフリーの高機能DAWが入ってるし。さすがこの辺はクリエイター御用達のMacというところか。 ということでMIDI入力によるドラムパートの録音と、一部動画制作もMacBookで行なうことになり、急に老体に鞭打たれてガタが来てしまいました。
使用頻度が増したせいで、あるときMacBookの座りが悪い(テーブルに置くと滑る)なと思ったら裏側のパネルが膨らんでました。 昔みたいにバッテリー交換用のフタがすぐ外れる構造ではなく、全面の特殊ネジを外して基板にアクセスしないとバッテリーも外せない。 アップルストアのジーニアスバーで有償交換してもらうと2万円くらいかかるらしいが、放置しておいて爆発しても嫌だしな。
アマゾンで探してみると、4900〜6500円くらいで替えバッテリーが販売されています。 既にiPhone5、6sでバッテリーの自前交換を何回もしてるし、初代MacBookでもDVDドライブの交換を自前でやってるので、この程度なら出来そうな気がする。 売られている替えバッテリーはもちろん非公式の中華製ですが、まあ評価を見るに問題ないレベルのようなので試しに4900円のを買ってみました。 翌日届いたので中身を見てみると、まあ普通にちゃんとした製品ぽい。
説明書はないのでiFixitの分解動画を見てみると、裏蓋のネジを外してバッテリーを固定する両面テープと端子さえ外せば良いレベルで、意外にも簡単そう。 iFixitの特殊ドライバーセットも持ってますが、替えバッテリーにも付いてきたのでそれを使って裏蓋を開封。 案の定バッテリーは膨張してましたが、一部のセルではなく全部がパンパンになってました。 端子を外してからボディとの接地面で張り付いている両面テープを、プラ製のスクレイバーを使って剥がしていきます。 まあ既に膨張してるし、多少曲がっても問題なし。 全部剥がれたら、新しいバッテリーの両面テープをセットし、元の場所に戻して端子を繋ぐだけ。ああ簡単。 ただし、裏蓋を戻すときにネジが1個なくなりました。(ちゃんとトレイに入れてたのだが、酔っ払って作業してたのでトレイをひっくり返したアホが一匹) まあ9箇所で留まってるしええやろ。 電源を入れてみると問題なくバッテリーは認識し、充電も可能。もちろん裏蓋の膨らみもなくなりました。 先日リリースされた最新MacOSにも対応しているとはいえ、もう7年も前の機種でこないだ買ったiPad Proにも性能で負けてるし、存在意義が微妙だったMacBookですが、 新型に買い換えるとUSBがType-C2つだけになってしまうのが困る。(今はテレワーク対応とMIDI対応で、USB Type-A2つとDP端子、イヤフォン端子がフル稼働) 最近出たアップルシリコンのMacBookも気になるけど、Windowsの起動が出来ないらしいし、もうしばらくコイツには活躍してもらわないと。
※尚、最新MacOS「Big Sur」ですが、アップデート作業中にブラックアウトして二度と起動できなくなるという「文鎮化」トラブルが報告されているのですが、 その対象機種が見事、ウチのMacBook Pro(late2013)。さすがに怖いのでしばらくアップデートは保留中です。 | | | |
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