2018年12月 2日
| 【PC】アップデート後の使用感
| あさ |
| 前回エントリのとおり、期せずしてメインPCの構成全面刷新となりましたので、1週間ほど使用した感想を述べておきます。
一応スペックはこんなカンジ。
CPU : intel Core i5-9600K (6 cores, 6 threads) M/B : Asus Z390-Plus TUF Gaming MEM : Patriot DDR4-2400 16GB x2 (32GB) GPU : Colorful iGame RTX-2080Ti Advanced OC SSD Boot : Samsung 970evo 250GB (NVMe M.2) SSD Data : Samsung 860evo 500GB (SATA) CPU Cooler : NZXT Kraken X62 Case : NZXT H500 POW : Thermaltake 80+Platinum 850W
なぜCore i5かというと、現在インテルCPUの品不足で高騰が続いており、i7やi9が想定より高かったため。 でも結果的に言うと、i5でも予想以上にパフォーマンスアップとなりました。 マザーは最新Z390チップセットですが、ぶっちゃけその中で一番安いヤツを選びました。(急いでたので10分くらいで決めました) 但し、ギガバイト以外で。 Asusマザーはかなり久々です。 メモリもDDR4で最安です。知らないメーカーです。(前回に引き続き) GPUはまあ、最高峰RTX-2080Tiですが、ボードメーカーは知らないメーカーです。中華製です。 SSDは安定のサムスンです。5年保証です。 東芝の技術をパクったので最高性能です。 CPUクーラーとケースは、割と一番悩んだのですが、結局NZXTにしました。(ケースは1ヶ月くらい悩みました) これまた、今回組むまで聞いたことのないメーカーでしたが、ヨドバシに行ってみたら専門コーナーが設けられるくらいメジャーだったようです。 まあなんというか、クールでおしゃれです。 電源は中華製だしこれまた知らないメーカーですが、今やメジャーらしいです。
まず今回組み直した最大の理由、CPUの冷却ですが、これは大成功でした。 初めて簡易水冷を組みましたが、ただクールでおしゃれなデザインなだけでなく、ホントに効果があります。 CPUがi5だしオーバークロックもしてないので、元々発熱あんまりしないCPUなのかも知れないですが、とにかく負荷をかけても50℃台で収まってしまう状態です。 自分の用途(VRシムレーシング)だともしかしたらCPU負荷100%じゃないかも知れませんが。 i7-4790Kが、ポンコツリテールクーラーと言えども100℃に達していたことを考えると、雲泥の差です。
マザーは多分ギガバイトよりは安定しているカンジ。 ギガバイトGA-Z97-D3H rev.1.0マザーは、スリープからの復帰失敗やZOTACグラボとの相性問題とかで悩まされました。 スリープ復帰失敗はだいたい5回に1回くらい、ZOTACグラボとの相性はGTX670でもGTX980でも発生しました。 GTX670は負荷がかかるとOSごとフリーズ、GTX980はWindows起動時に音割れが発生するとまともに動作しない状態になる不具合。(デスクトップすらカクカクで、オンボードグラフィック以下) このカクカク問題も再起動時4、5回に1回くらい発生して、しかも発生すると数回再起動しないと直らない。 今のところAsusはそういう現象は発生してませんが、唯一Oculus Riftとは若干相性が悪い。 スリープからの復帰後、Oculus RiftのHMDが認識しない。 USBポートを挿し替えるかWindowsを再起動させると認識しますが、再度スリープさせるとまた同じ。 この辺はギガバイトマザーの方がほぼ問題なかった。 まあもう少しいろいろ試して、安定動作するポイントを見つけたいと思います。
メモリは安物ですが、特に問題なし。 今時はメモリモジュールにすらLED内蔵で光るみたいですが、光らなくて結構。
グラボもいろいろ不具合・故障等報告が上がっているRTX-2080Tiな上に怪しい中華製ですが、特に問題ないどころかさすがオーバークロック版、かなりのパフォーマンスを発揮しています。 まあColofulは自分が知らないだけで有名メーカーらしく、日本でもちゃんと代理店がある模様です。自分のは深センから送ってきましたが(なので一応3年保証)。 但し、デフォルトのファン設定が緩すぎるのが難点。 デフォでは80℃に達しても48%しかファンが回転しないので、ユーティリティで設定を変えて80℃で100%回るようにしていますが、このユーティリティが曲者。 最初はボードメーカーのColoful純正ユーティリティで設定しましたが、再起動すると設定がデフォに戻ってしまうため、毎回設定し直し。 次に定評のあるMSIのアフターバーナーというユーティリティを使ってみましたが、コイツはウチのGPUのファンコントロールがそもそも出来ないので却下。 最後にEVGAのユーティリティで一応今はファンコントロール出来ていますが、問題もあってVRが立ち上がるとアプリが落ちる不具合とときどき設定がデフォに戻る。 それでも純正ユーティリティよりマシなので使ってますが、他にもっとちゃんと動くユーティリティが欲しいです。 ファンさえちゃんと回ってくれれば、負荷をかけても70℃行かず、安定しています。
SSDもまったく不具合なく、期待どおりの高速読み書きで満足しています。 しかも最近はSSD価格の下落が続いているらしく、かなり安く買えて良かったです。
ケースは悩んだだけあってまあまあイイ買い物だったと思います。 質感や精度は必要十分で、見た目はシンプル且つクール、ワンポイントでブルーが入っているところも良いカンジ。 (上位版のH500iは+3000円でLEDとファンコントローラ付きでしたが、真っ黒か白黒ツートンの2パターンしかないのでやめました)
電源は性能は特に問題ないし、10年も保証があるし、ファンが光るし、プラグインケーブルで不要な配線は外しておけるし、言うことないです。
ちなみにベンチマーク的な話をしますと。 i7-4790KとRTX-2080Tiの状態と、i5-9600Kに替えた状態とを比べると、GPU同じなのに3D MarkのFPSが140前後から240前後へと飛躍しました。 圧倒的な差です。 i7 → i5なのにこの差、クロックはもちろん少し上がってますが、グレードは下がったのにこのアップ率はすごいです。さすが最新第9世代。
実ゲーム使用感でも、かなり差は感じます。 Assetto Corsa Competizione(以下ACC)のアーリーアクセス版は、非VRモードならi7-4790K + GTX980でも問題なく動きますが、VRモードとなると急激に重くなります。 最初の構成では単独走行でも設定を下げないとカクつき、対戦モードでは最低設定の画質最悪にしてもレースができないレベルでした。 CPUそのままでGPUだけRTX-2080Tiに替えた状態では、単独走行なら最高設定可能になりましたが、対戦モードでは旧Assetto Corsa以下のギリギリ鑑賞に耐える画質でも一部カクつくカンジ。 それがCPUを替えるとかなり画質を上げてもカクつかなくなりました。(最高設定ではさすがにカクつく) 画質なんてレースやってる最中は関係ないんちゃうのと言われますが、下げすぎると全部がぼんやりして縁石もよく見えないし、路面や天候もはっきり分からなくなり、さすがにタイムに影響します。 とは言えわずかなカクつきでも精神的に気持ち悪いし、もちろんドライビングにも影響するしで、どちらかをトレードオフせよと言われても辛い状況だったので、それが解消してスッキリです。 ちなみにACCのアーリーアクセス版ですが、現在Build3まで出ていて3車種・3コースまで拡張しました。 VRモードもBuild2から登場、最初のVRモード時は3DOF状態(ヘッドセットの向きだけ検出で、移動が無視される)でしたが、バグだったらしく0.2.1のマイナーアップデートで6DOFに直りました。 ただ、まだまだバグや最適化できていない箇所が多く、ストレスフリーでレースに専念できるところまでは行っていません。 まあ正式リリースと予告されている来年Q1まではまだ最大5ヶ月あるし、それまでには最適化もされて、快適になっていることを期待します。
アンタのためにこのマシン組んだんだからね! | | | |
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