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  2015年11月11日 
【ガジェット】Fire TV Stick使用感
  ひる


1980円のくせにメッチャ仕事してますww

Amazonプライムビデオが大画面TVで見られれば良い、というレベルの期待しかせずに購入したFire TV Stick。
思った以上の働きぶりに大変満足しています。
同じAmazonのFire TVとの比較で語られることが多いけど、Stickでも十分快適な環境を作れています。
まず4K TVじゃないから4K対応は不要だし、有線LANのほうが安定するのは分かってるけど、Stickの無線LANでも今のところ問題出てないし。
確かにCPUがショボいので、ランチャー画面はモッサリしてて動画の先読みもFire TVには負けるけど、イラつくほど遅いわけじゃない。
全体として、価格以上の(定価だったら価格相応かも)満足感というところです。

まずはプライムビデオ。
9月に開始するまでは、そもそもAmazonのオンデマンド視聴サービス自体に興味がなく、過去にHuluの無料お試しをPS3でやってみたことがある程度。
月980円で海外ドラマや洋画が見放題なのはなかなか良いと思ったけど、当時のブロードバンドの速度ではフルHDで視聴中にコマ落ちすることがあって、まだまだインフラが追いついてないな・・・と有料会員にはならなかった。
(そもそもコンテンツがケーブルTVと被ってるし、自分はどちらかと言うとドラマよりドキュメンタリー好きだし)

が、無料となれば話は別。
せっかく無料で見られるなら、iPhoneの小さい画面でチマチマ見るより、リビングのTVで家族と一緒に見たい。
PS3ではAmazonビデオアプリが出なさそうなので、以前買おうと思って保留していたGoogle Chromecastをいよいよ買うか、と考えていたところにこの製品情報が。

しかもChromecastではリモコンが無く、基本Androidスマホで操作・管理すると聞いていたが、Fire TV Stickはリモコン付属。
あまつさえキャンペーンで、9/26まで1980円で販売、と聞いて5秒も考えずポチってしまいました。

1ヶ月以上待って届いた日に、すぐに設置とセットアップ。
設置と言ってもStickなので、TV裏のHDMI端子に挿して電源用ケーブルを這わすだけ。
TVの入力を切り替えると「リモコンのボタンを押してペアリングしてください」とか出てるので、リモコンに電池を入れて適当にボタンを押すも反応無し。
しょうがないのでStickを一度抜いて挿し直したところ、リモコンを認識しペアリング完了。
自分のAmazonアカウントに紐付いた状態で届いたので、設定不要ですぐにプライムビデオ視聴が出来ました。

ジョブズの映画とか孤独のグルメとかを適当に視聴してみましたが、Wi-Fi接続でもなんの問題もなく、連続視聴でも動画が止まったりコマ落ちすることもなく。
しかも最初の読み込みも2秒もかからず開始するし、続きものだと先読みしてくれるので、一切のラグなしで次のエピソードが始まる。
CMはないし、DVDやBlu-rayのような視聴前のうっとおしい警告メッセージもないし、リモコンのおかげですぐに一時停止出来るし、視聴を途中で止めても次回続きから見れるし、電源は常にONでスリープになるだけなので起動も早いし、地上波やケーブルTVを見てる時でもFire TV Stickのリモコンボタンを押せば、すぐに入力も切り替わってランチャー画面になるし。
こんだけ小さいくせしてストレスフリーの視聴環境なので、ホント快適です。
これならもっと見ようという気になる。

プライムビデオもこのように悪くない状況ですが、やはりコンテンツ数がまだまだだし、ケーブルTVで見れるドラマも多いし(そっちの方が放映も早いし)、自分の好きなドキュメンタリーはやはり殆ど無いとなると、自分でNASに撮り溜めたお気に入りコンテンツ視聴も出来る環境を作りたい。

Fire TV StickにはネイティブでNASドライブにアクセスする機能はありませんが、Fire OSという名のAndroidで動いているのでAndroidアプリが動きます。(但し、原則Amazonアプリストアで配布されているものに限る)
なので、NASドライブを見れるファイラか、DLNA機能のついたアプリがあればなんとかなるだろう、と思って調べるとすぐにアプリが見つかりました。
VLC、PCでお馴染みの動画プレイヤーで、MpegやMP4はもちろん、AVIやWMV、XvidとかReal Mediaとか最近は殆ど使われない形式にも対応するマルチプレイヤーで、DLNAにも対応しています。
早速インストールしてDLNA検索したところ、すぐに自宅NASを見つけて動画視聴に辿り着きました。

ところが、iPhoneやMacBookで視聴するときと同じく、自宅Wi-Fi視聴時の問題、動画が途中で止まる問題が。
1時間程度のコンテンツ視聴時に、45分くらいまでは問題ないのに、それを過ぎると動画がコマ落ちしだし、絵も乱れて見れたものじゃなくなる状態。
802.11n / 2.4GHzのバッファロールータのときから出ている症状で、その改善のために802.11ac / 5GHz対応のASUSルータに切り替えたのに、やはり改善しなかった問題。
これが理由で、TVに繋いだPS3でDLNA視聴するために、有線LANを繋がざるを得なかったのですが、Stickには当然有線LANポートなどない。
やっぱり高い方のFire TVにすべきだったかな・・・と思いながらVLCの設定をダメ元でいじってみたところ、なんと直ってしまいました!!

パフォーマンス設定にあった「強制クロマ」をRGB16ビット(低品質)に、「ブロック化抑止フィルター」を無効に、「フレームスキップ」を有効にしただけですが、この設定をして以降、どれだけ長時間視聴してもNAS動画がコマ落ちすることがなくなりました。
上記設定はすべて画質を落とす設定のようですが、自分のコンテンツを見ている限りは特に気になる画質劣化もないので、問題ありません。
PCやPS3の有線LAN接続時は問題なかったので、てっきりWi-Fiの問題と思っていましたが、どうやら端末側の処理速度との複合問題だったようです。

ともかくも、これだけでVLC上での視聴は快適になりました。
ただ、VLCのDLNA機能がいけてない。
元々DLNAって規格自体がいけてないこともあるのですが、階層の深いフォルダにたどり着くのが大変だし、ショートカットも作れないし、輪をかけてVLCがバグっていてランチャー画面が乱れる。
せっかく動画が快適に見れるのに、ランチャーがこれでは見る気をなくしてしまうので、DLNAではなくNASファイラを探すことにしました。
iPhoneでは有料アプリを使っているので、この際有料でもいいやと思ったのですが、さすがAndroid、無料で同レベルの高機能ファイラが見つかりました。
ESファイルエクスプローラーです。(スクショはFireタブレットで撮ったもの)

Windowsのエクスプローラライクな画面でNASドライブ内を検索でき、フォルダへのショートカットも作れます。
しかも嬉しい誤算というか、ファイラから動画を視聴しようとすると、内蔵の動画プレイヤーだけでなく他のアプリへ渡すことも出来、それをデフォルトにする関連付け機能もある。
(おそらく関連付け機能はAndroidのネイティブ動作。iOSがAndroidに劣るところ)
NASファイラから動画を再生すれば、自動でVLCが起動してコマ落ちのない視聴が快適操作で出来ることになり一挙両得。ジレンマに悩まされなくて済みます。素晴らしい。
唯一、ESファイルエクスプローラー含め、なぜかNASファイラってのは中国製が多く、先日話題になったBaiduのバックドア付きアプリ開発支援APIが使用されている可能性があるのが懸念ですが。
ていうかBaiduって、日本製のSimeji買収後に発覚した不正情報収集問題やら、PCに勝手にインストールされるアプリやら、問題起こしまくってるのですがいい加減駆逐されないかな。
しかも「誤動作」とか「脆弱性」とか言い訳してるけど、明らかにこれは故意だろ!

とりあえず、NAS動画視聴問題が解決した上に、簡単操作で快適視聴が出来るようになったので、DVDに退避させてあるコンテンツもNASに保存することにしました。
残念ながらFire TV StickのVLCでは、ISOファイルのストリーミング再生ができず、一旦ローカルストレージに保存してしまうので、MP4か何かに変換する必要がありますが、Core-i7 4790Kに増強したデスクトップPCならば、DVD1枚2〜3時間の動画でも10分弱でMP4変換が出来るので、結構サクサクNAS動画化が進みます。
この数日で50枚以上をNASに取り込んで、気づいたら1TBのNASストレージの空き容量が少なくなってしまったので、そろそろストレージ増強も考えないとな・・・
どうせならデータバックアップ強化のために、単体ドライブじゃなくてRaid5でミラーリング出来るヤツにしようかな・・・とすると4TBくらい要るな・・・
 
 

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