2014年12月14日
| 【rFactor】T300RS導入・・・【ハンコン】
| あさ |
| 快適プレイシートを手に入れてわずか1ヶ月未満でハンコンが故障し、快適じゃなくなっていますが、 応急修理で、なんとか修正できたと思ったハンドルセンサーも、結局直ったことにはなっていませんでした。
センター位置がズレたため、センサー自体のセンターをズラして固定したものの、このセンサーがホントにおかしくてタマに直るわけです。 そうすると当然、今度は逆側にセンターがズレて、仕方なくセンサー位置を戻すと、今度はまた反対側にズレる・・・という。 こんな状態ではトーゼンまともにレースをすることは出来ません。
壊れたセンサー自体を交換すれば済む話かも知れませんが、まーこうなったらアップグレードも考えた方がいい状態。 結局、新しいハンコンに買い換えることにしました。 将来的なF1ホイールへの交換も視野に入れて、Thrustmasterのステアリングホイール交換可能なタイプへ。 今年の10月に発売されたばかりの、T300RSです。 価格・機能的にはハイエンドのT500RSの廉価版的位置づけですが、T500RSの問題点である、固定パドルを廃してステアリング連動パドルになったモデルです。 本体としては最新機種ということで、超静音タイプのブラシレスモーターとかフォースフィードバックの最新技術が投入されていますが、廉価版だけに2ペダルのみ。 但し、T500RS用に発売されている交換ステアリングやHシフトにも対応する上に、T500RS付属のステアリングや3ペダルも装着できます。
4年半使用したフェラーリF430レプリカを外して、T300RSへ付け替えます。 ハンコン本体は倍ほどの高さになっていますが、ハンドル径は同じ11インチ、ペダルも一見メタル部分以外ほとんど同じです。 F430レプリカの取り付け穴がプレイシートに対応しておらず、ハンコン取付台の穴を苦労して広げたのもつかの間、フツーに対応しているモデルになってしまって残念です・・・ ので、取り付けは何の問題もなく終了。 さて、このハンコン、ステア中央のマークを見て分かる通り、PS3・PS4完全対応を謳っており、GT6オフィシャルモデルとなっています。 GT6は購入してないので、GT5で試してみましたが、完全対応ではないものの上位機種のT500RSとして認識されて、特に問題なく動作します。
但し、オフィシャルモデルと銘打つ割にはかなりイケてない部分が。 このハンコンはロック・トゥ・ロック270度固定だったF430FFBと違い、なんと1080度(3回転)まで対応。 とは言え、市販車ならともかくレース専用車とかになるとラリーカーでもない限り、そんなに回転角度が必要な車種は多くありません。 そこで、回転角度を変更出来ると銘打っているのですが、GT5・GT6での変更方法があまりに中途半端。 レースが始まってから(開始前は不可)直線部分とかでMODEボタンを何回か長押しして希望の角度にするというもので、あまつさえレース終了とともに元に戻る。 (しかもGTシリーズでは270〜900度の間しか認識しないし、角度設定も4パターンほど) 設定が保存できないというのが致命的な上に、レース前の変更もできないとなると、かなり壊滅的。 結局メンドイのでデフォ(900度)のまま遊ぶということになり、画面上ではハンドルがロックしているのに、自分のハンドルはいくらでも切れてしまう状態に。
GT6ならどうか知りませんが、GT5ではそもそもコントローラ設定が貧弱でほとんどカスタマイズできないので、なんかせっかくの高性能ハンコンが勿体無いカンジ。 ここしばらくやりこんでGT5もだいぶ飽きてきていたので、結局PCでrFactorをメインに遊ぶことにしました。
PCならPSでの不満がほぼ解消します。 最新ドライバを公式サイトからインストールすると、このような設定画面に。 左のF430FFBと比べて、ハンドル切れ角がハッキリ分かるインジケータもあるし、将来的な増設用にクラッチペダルインジケータもあります。 そしてこの画面でロック・トゥ・ロックの角度設定が超簡単に出来ます。 角度設定のゲージを希望の位置にするだけ。もちろん、40〜1080度の間で10度間隔で任意に設定可能。 驚くのは、角度設定をした途端、ハンドルをロックするまで回すとそこでホントにガツっと機械的にロックするのです。 おそらくロック角度でフォースフィードバックが最大になっているのだと思いますが、それにしてはモーター音もしないし物理的なストッパーがあるかのごとくロックする。 中を開けてないのでよく分かりませんが、好きな位置で自由にこのようなロックを掛けられるので感動モノです。 もちろん、FFBの強さもこまかくこの画面で設定できます。
さて、買ったままの状態でしばらく遊んでみましたが、いろいろとハンコンを満喫している人のサイトを眺めている内にちょっと思いつきました。 せっかくここに3ペダルに対応したハンコンと、あまったF430のペダルがあるので、ガッチャンコ出来ないものか。 F1メインの自分としては、クラッチどころか左足ブレーキングとパドルシフトで何も問題なかったのですが、ここしばらくrFactorの1990F1シリーズをやっているため、マニュアルシフトも悪くないかも、というかぜひやってみたいかもという。 (当時のF1マシンは、フェラーリ以外すべてマニュアルシフトだったので。多分シーケンシャルもほとんどなかったかと)
T300RS用の別売3ペダルも売っていますが、いろいろググっていると割と簡単に2ペダルを3ペダル化出来そうだったので、まずはペダルをバラしてみることにしました。 開けてみると割と簡単な作りで、ABS樹脂のペダルステーがスプリングで保持されていて、その根元にポテンショメータ(所謂ボリューム)が設置されていました。 ポテンショメータでペダルの踏み込み度合いを測っているわけですが、それぞれに配線されているラインを見て、なんとなく構造が分かりました。 ググって調べてみると、出てきたのは別のメーカーのペダル回路(ロジクールのG25)でしたが、基本は一緒みたいなので、それを真似してクラッチを増設してみることに。
図の赤・白のラインを各ポテンショメータの左右の端子にディジーチェーンし、あとは真ん中の端子にそれぞれ専用のラインを繋げばいいわけです。 2ペダルの場合は白ラインに緑と茶の2本がショートされていたので、この内のどっちかがクラッチ用ラインということ。 で、F430FFBのペダルユニット内のラインをとりあえず全部外し、そのラインの一部を流用してアクセルペダルのポテンショメータに、図の通り赤・白・緑を接続してみました。 試しにT300RSに繋いでハンコンのコントロールパネルを立ち上げてみると、見事今まで動かなかったクラッチのインジケータが動き出しました。 念のため、クラッチ用に増設したラインは、すぐ外せるように間にテキトーなコネクタを噛ませて接続しています。 電気的にはこれでOKみたいなので、あとはプレイシートのフットスペースに収まるよう、クラッチペダル部分を切り出して、底板にボルト留めしてみました。 一応これで、ABC各ペダルが機能する形に。 しかしThrustmasterのペダルユニットは作りがイケてない。 中身はほぼABS樹脂のみだし、ステーは底板と天板で支えられていて、蓋を閉め戻すのも一苦労でした。(スプリングの圧力で) ロジクールのG25・G27シリーズはよく出来ていて、各ペダルがユニット化されていて金属フレームで支えられており、バラバラにしてもそれぞれを個別にプレイシートに固定できるようになっています。 ThrustmasterはABS樹脂をノコで切らないといけないし、耐久性もあまりなさそう。 どっちにしろ、今回は電気的な工作のみでクラッチが追加できるかどうかの検証なので、いずれはG25のペダルユニットでも手に入れて改造してみたいものです。 | | | |
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