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  2008年11月 6日 
【訃報】マイクル・クライトン死去・・・
  ひる
  
なんと、あのマイクル・クライトンが癌で亡くなりました。
まだ66歳だったそうです。

例に漏れず、ジュラシックパークの映画化が決まったときに、
知り合いに小説を借りて読んで、その緻密な描写とエンターテイメント性にはまり、
小説を買い漁ってきたのですが・・・もう新作が出ることもなくなってしまいました。

こう言ってはナンですが、アーサー・C・クラークのときは、
もうイイ加減90歳を超えたお爺さんだったし、10年位前から隠遁生活を送っていたので、
ある意味、新作を期待することもなかった訳ですが、
クライトンはまだ若く、これからあと20年くらいは、更なるエンターテイメントを創出してくれる、と期待していただけにショックが大きいです。

小説の骨子としては、SFやミステリー、サスペンス、時代小説など多岐に渡るジャンルに関わらず、基本的に「ハリウッドパニック映画的」なドラマチックな内容で、
ヒトによっては「舞台が違うだけで、展開が同じで飽きる」ということもあったでしょうが、
緻密な描写を好むボクには、大変ツボにはまる描き方で楽しめました。

ただ単に緻密なだけだと、展開が遅くてダラダラとして読み進めるのがおっくうになるため、やはりエンターテイメント性(ハラハラドキドキ)は良いスパイスになるわけです。
クライトンはその辺を良く分かっていて、素人には難しいバイオテクノロジーや量子力学や医療科学、果ては法律や心理学に至るまで、ありとあらゆる分野を平易に説明しながら、小説として成り立たせていました。

残すところ、緻密さとエンターテイメント性で好きな小説家は、
意外なところで「バトルロワイヤル」を書いた、高見広春だけとなってしまいました。
が、このヒト、10年前にこれを書いてから、以後活動してません・・・

   当時ライジングサンやディスクロージャー買って読んだよ。・・・ちゅーか買って読んだ最後の小説だよ!
   バタフライ効果でひょっこり生き返るといいな。

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