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  2008年 2月28日 
SCSIという「レガシーデバイス」
  ひる
この間、大掃除をしたときに、間違えて内蔵用SCSIケーブルを捨ててしまった。
いまさらSCSIケーブルなんかどないすんねんな、とか思われそうだが、現にウチにはまだ、SCSIデバイスが存在するのである。

ちょうど10年前に、初自作マシン(で初Windowsマシン)を組んだときに買った、640MBのMOドライブだ。
当時はSCSI絶対信奉者で、なんとIDEインターフェースを一切使わず、CD-ROMもHDDもすべてSCSIだけで組んだのだ。
(おかげでえらい金がかかった・・・UltraWIDE SCSIで、たった4GBのHDDが38000円である!)

まあそれはともかくとして、CD-RがまだPC用として実用化していない当時のMOは、書き換え可能大容量メディアとして割とメジャーで、PCオタクは大抵持ってる一般的なドライブだった。(少なくとも日本では)
大容量メディアと言えば他にも、USで流行ってたiomegaのZIPとか、Panasonicが推進してたPDとか、SONYのSuperFDとか・・・
まあいろいろあったが、容量とか速度とか耐久性の問題?で結局FujitsuのMOが生き残ったみたいだ。
現に今でも売ってるし、印刷業界や官公庁とかではまだ現役で使用されてる。

で、そのMOドライブだが、USBが普及していない時代には、外付けよりも内蔵のほうがはるかに使い勝手が良かったため、オレももちろん内蔵を購入した。
だいたいからしてそっちのほうが安いし、電源を別に取る必要もないし、スマートじゃん?
内蔵ドライブならATAPIにしとけばラクなのだが、SCSI信奉者としては許せないので、トーゼンSCSI版を買った。
実はFastSCSIとATAPIの転送速度的には大差ないのだが、IDEはIRQリソースを無駄食いするとかデバイスが4つしか接続できないとか、同時にIDEデバイスが稼動したときの転送速度は、SCSIのそれよりはるかに効率が悪くて遅いとか・・・なんかいろいろPC雑誌で植えつけられていたわけだ。

で、今ならRWに記録するようなバックアップデータとか、ヒトとの交換メディアとして活用していたのだが、CD-Rを経て2年ほど前にDVD-Rドライブを買ったとき(もちろん既にATAPIの)、おそらくもう使わないと踏んでSCSIカードを外してしまったのだ。
PCIの空きが少ないこともあるし、何よりブートシークエンスのときSCSIカードのBIOS読み込みで待たされるのがウザくて・・・

で、最近ふとx68000時代のことを思い出し、68に繋いでた外付けのHDDからWindowsへ転送して保存していたデータがMOに残されているので、中身を見たくなったわけだ。
が、SCSIカードはあるものの、ケーブルを捨ててしまっていた。
IDEのケーブルと間違えたんだろう。やれやれ。
日本橋に行けばジャンクのSCSIケーブルくらい・・・まだあるかなあ? 昔はいくらでもあったけど・・・
いや待てよ、それよりSCSIをATAPIに変換するアダプタってなかったっけ? 転送速度が超遅いって聞くけど・・・
まあMOを活用したいってわけじゃなくて、中身を見たいだけなんだから、やっぱジャンクケーブルで一時的に繋ぐだけでいいかな・・・

とかいろいろ考えてる午後なわけであります。
 
 

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