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　 2002年 4月22日

ところで

　　ひる

　
MotoGP第2戦目、南アフリカGPを見てたわけですが、
HONDA RC211Vの宇川徹が初優勝してました。

日本人で唯一、4st990ccマシンを駆る宇川、対
昨年ディフェンディングチャンピオンのV.ロッシ。
他の2st&4st勢はついて行けず、2人の一騎打ちとなりましたが、
ロッシはしつこく背後に迫る宇川を振り切れず、
中盤からトップを譲り、ラスト2～3周で満を持して
トップを奪回、そのまま逃げ切るいつもの戦法で来ました。

しかし、この滑りやすい上に路面が凸凹のウェルコムサーキット、
そんなにムリして逃げなくても、宇川ならロッシに仕掛ける
ことなんて出来やしないのに･･･
ぴったりついたまま2位で終わるさ、と思っていたら案の定、
ファイナルラップを半分過ぎたところで、
一番危険なストレートエンドのギャップに足をすくわれ、
ロッシはオーバーラン。
必死で追いかけコーナーでインを奪うも、
冷静な宇川にクロスでかわされ、結局ロッシは負けた。

今やロッシがミスで転倒などという事態は、ほとんどあり得ない
ものの、こういうちょっとしたミスはさすがになくならない。
こんな滑りやすい状況で宇川が転倒もせず、
ロッシのペースについていけたのも驚きではあるが、
なんで突っ込んでこないと分かっている相手から、
ムリに逃げるのか。

明らかにロッシの戦略ミスである。
もったいない。
宇川にとってはいい優勝だったかもしれないが、
能動的に自分からロッシを抜いたわけじゃないし、
まだまだヒーローになれる器じゃない。
まあ、これを機にアグレッシブになってくれるのはいいが、
攻めるとコイツ、すぐコケるからなあ･･･。

・・・とかなんとか言ってはいるが、ま、優勝おめでとう！

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