2006年 6月 8日
| グラフテック クラフトロボ2
| ひる |
| PC用のプリンタですか? ってカンジですが、これはプリンタではなくカッティングプロッタというものです。
用紙をカッターで切ることが出来るのです。 何が楽しくて機械で切るねんな・・・手で切れ!とか思われるかも知れませんが、コイツはすごいんです。 用紙は紙に限らず、塩ビのシートとかでも可能・・・つまりいわゆる一つのカッティングシートってヤツ。 つまり、ステッカーを自作できるんです!
ボクがアプリリアのRS125チェスターフィールドでブイブイ言わせてた大学生の頃、「ステッカーチューン」という言葉がありました。 カスタムパーツを買うお金がない学生身分のライダーたちは、それでも他のヒトと違うカスタムをしたい! じゃ外見を変えよう! ということで、ステッカーをベタベタ貼りまくり、それを称して「ステッカーチューン」と呼んでいたわけです。 基本的にはGPや8耐なんかのレース車両のカラーリングを真似て、バイク屋に売ってるスポンサーステッカーを貼ってレプリカ度を高めるのが常道でした。
てかアプリリアの場合、パーツを買う金がないというか(実際なかったけど)、「換えたくてもパーツが出てない」のほうが正しかったわけですが、 それはともかく自分のも元々GPレプリカバイクなわけで、ステッカーチューンにはハマってました。
しかし困ったことにアプリリアの場合、パーツだけでなくスポンサーステッカーすら、ちまたのバイク屋やオートバックスに置いてないのです。 タイヤメーカーやブレーキのbremboなどの有名サプライヤーはともかく、他のマイナーなスポンサーなどあるわけもない。 やむなくカッティングシートでステッカーの自作を始めました。
まだPCも持ってなかった頃の手段としては、基本、手書き!でした。 紙に手書きのロゴを描き、それをカッティングシートに重ねてデザインナイフで一緒に切る。 また、割とメジャーなスポンサーは、雑誌の広告のロゴなんかをコピー機で欲しいサイズに拡大して、それを型紙にしたりもしました。 PCをゲットして以降は、イラストレータみたいなベクタソフトでロゴを描いてプリントアウトして型紙を作りました。 ・・・が、型紙が進化しても、カッティングは所詮すべて手。曲線は歪むし、小さなロゴなんてとても手では切り出せない。
そこに満を持して登場したのが、ローランドが出した「ステカ」という製品でした。 これは家庭用インクジェットプリンタ並みの低価格のカッティングプロッタということで、その道の輩には爆発的大ヒットを醸し出した商品となりました。 ボクも欲しかったのですが、当時既に「ステッカーチューン」は卒業しており、今さらな〜というカンジで手は出さなかったのです。
が、このたびアプリリアRS250のレストアを機に、カラーリングも大幅に変更したいこともあってやはり必要となり、とうとう購入の気配。 ところが、知らないうちにステカより新しい機種が、別のベンダーから出ていたのです。 それがこの、グラフテック社の「クラフトロボ」。(名前はダサい) 価格や用紙サイズは似たようなもんですが、良いのはUSB接続になったこと。(ステカはプリンタポート) あとは、使用できる用紙の種類が豊富になったことなど。
で、一昨日、コイツを楽天ショップで買ってしまいました。31000円ほどで。 この手のステッカー製作のノウハウとかは、先発のステカのほうが1万倍くらいあるらしいですが、今さらパラレル接続もダサいし、後発のほうが高性能なのは間違いないので。 それにおそらくステッカー製作は、プロッタで作るところよりも、「車体に貼るところ」のほうがスキルが要るので、どっちで作っても一緒だと思うし。
まあ見ててくださいよ(誰も見ネエヨ) |
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