2002年 3月23日
| 今年のモータースポーツ考察。
| ゆうがた |
| ここんとこバイクの自作パーツネタばっかりで、飽き気味のヒト多数なカンジなので、たまには違うネタを、と。(ほとんど変わらん)
F1はもう2戦終了、スーパーバイクも開幕戦終了、ロードレースGPは4月頭に鈴鹿で開幕とラッシュが続いて、モータースポーツファンにとっては興奮する季節ですが、ここ数年わくわくするネタもあまりなく、惰性でTV中継をただ見てたのに比べると、今年は話題目白押しというのが本音でしょう。
まずなんといってもF1に久々の日本人参戦。佐藤琢磨。 しかも今度のはキャリアが違う。 87年の中嶋悟以降、今までの日本人がF1に来るまでに上げた成績は、せいぜい国内のもの。 海外レースの経験が少ない中嶋や亜久里、フランスF3で散々な結果のため「カミカゼ」という有難くない風評をもらった片山右京(そこらじゅうぶつけまくって走ってたらしい)、国内でしか無敵じゃない高木虎之介などでした。 しかし佐藤琢磨は昨年、F1登竜門といわれるイギリスF3でチャンピオン、オフシーズンに開催されるF3の国際レース、マカオGPで総合優勝。 どちらもハッキネンやシューマッハーがかつて争った名門レースであり、ここでの勝利はものすごいイミがある。 これはとても期待できるではないか。
とりあえず2戦終わった段階での評価は、 「ありきたりの新人」 というカンジなのだが・・・(笑) あまり過剰な期待は本人のプレッシャーがキツイので、ほどほどに期待するとしよう。早くも来週、第3戦だ。
さらに今年注目なのがロードレースGP。それもGP1と呼ばれる、排気量最大のカテゴリー。去年までは一律500ccまでだったのが、今年から4サイクルエンジンは990ccまでOKになった。 一般に2サイクルのほうが同じ排気量ならパワーが出るのだが、倍もの排気量差があれば4ストも互角以上の戦いが出来る。 しかもスーパーバイクのように市販車改造などという制限もなく、完全にレース専用マシンとして開発できるのだ。 昨今の環境問題で2ストの排ガスが問われる中、当然の流れだろう。 それがかつてのF1でのターボ禁止のように、パワーが削がれるわけではないことが事態をポジティブな方向にしている。
しかもこの流れを受けて、今までGPに参戦していなかったバイクメーカーが参戦を表明している。カワサキやKTM、BMW、Ducatiなどだ。 ここしばらく、日本3メーカー+アプリリアという構図で、メーカー対決というイミでは興味を注がれる要素はなかったが、これからは面白くなる。 それに4ストvs2スト。楽しみなバトルだ。 休みが取れれば鈴鹿に行きたいところだ。
一方スーパーバイクはあまり変化はないが、昨年も圧倒的な強さを誇ったDucatiが、バイクを998Rに進化、更なる強さを発揮するだろう。 実際開幕戦は昨年のチャンプ、トロイ・ベイリスが勝利した。 こちらは2気筒なら1000cc、3気筒は900cc、4気筒なら750ccと気筒数で排気量制限があるので、4気筒が多い国産メーカーでは勝負にならず、しばらくはDucatiとアプリリアが上位を占めるだろう。 当然、早く参戦してほしいと願う、我がMVアグスタF4も4気筒で、しかも国産4発にかなわないのだから、参戦しても勝利は望めそうにない。 MVがスーパーバイクではなくGP参戦を視野に入れるのも現在のレギュレーションではやむを得ない。
とにかくMVが早く公約どおり、レースに参戦してくれることを願っています。もちろん、CAGIVAグループの威信にかけて。 出来れば、F4で。 | | | 個人的には、「MotoGPに行くのかSBに行くのか、ペトロナス、はっきりしろ!」と言いたい。
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