2015年 5月30日
| 【PC】いろいろ不具合解消(Assetto Corsa用)
| よる |
| う〜む、いろいろとカネがかかるのう・・・ドライブシムは。
美しいグラフィックとリアルな挙動がウリのドライブシム「Assetto Corsa」ですが、リアルなだけにそれなりにPCパフォーマンスを食います。 GP4のためにグラフィックカードGeForce GTX670を追加したものの、rFactorに切り替えたらパフォーマンス不足となり、ついにCPUとマザーを新調。 これでOKかと思いきや、パワーアップしたことに慢心して勢い余ってAssetto Corsaを購入したところ、またもやパワー不足となりました。
とは言え、グラフィック設定をかなり落とせば、Oculus Riftで必要な75Hzも出せるのですが、それ以前にそもそも動作が不安定。 Assetto Corsaをプレイ中、画面フリーズしてPC再起動が必要になることが多発していました。 当初は10年使用している電源の容量不足または劣化かと思い、新しい電源に買い直したのですが、結局それでも解消せず。 となるとCPUかGPUの熱暴走か、と思い温度モニターをしてみましたが、CPUは60度台、GPUも70度台で危険なレベルではない。 ましてや、外から扇風機を当てたり、アプリ起動直後のまだ温度が上がってない状況でも、フリーズすることが多々ありました。 あまつさえ、普通にWindowsをリブートしただけでも、ログインの音がバリバリと割れたときは、Assetto Corsaのみならず負荷の低い3Dゲームでもカクカクになることが発覚。 Windowsの起動直後って、温度はおろかメモリもクリアで一番安定しているはずなのに。
GTX670はまだ2年も使ってないので、壊れるような状況ではないと思うし、少なくともCPUとマザーを換えるまではごく正常に動いていました。 ・・・となるとまさかGIGABYTEマザーとZOTAC GPUの相性問題・・・? イヤイヤ、いまどきPCパーツの相性問題なんてよほどのバルク品とかでもない限り無いと思うし・・・ で、前々回のエントリでは、GIGABYTEマザーのファンコントロールアプリをインストールしたら治った、などと書きましたが、それも気のせいで、フリーズするときはフリーズする。 (まったくフリーズしない時もたまにはあるが)
もし相性問題だとしたら、替えたいのはマザーの方。 別の、ASUSかASROCKマザーに替えたいのですが、そうなるとまたもやWindowsのクリーンインストール・・・それも面倒くさい。 じゃあ・・・もうこの際GPUを換えるか。 どのみちGTX670のままではパフォーマンス不足なのは変わらないし。
ということで、ついにグラフィックボードを買い換えることにしました。 GTX670を買ってまだ2年弱、まだまだコレで戦えると思っていたのに・・・ GTX670の現世代版はGTX970辺りですが、3画面化や来年出る新型Oculus Riftとかを見据えると、これでも若干不安。 なんせマザーボードがMicroATXのため、GPUの複数枚挿し(所謂SLI)は不可能(ポートもないしスペースもない)。 となると後でGTX970をもう一枚追加するという技は使えないため、始めからハイエンドを狙うしか無い。 となると、いくらなんでも現世代で最高のTITAN X(12万円)という訳にはいかないので、その半額のGTX980ということになります。 一応、GeForceのロードマップを見ると、今年はGTX980Ti(予想で9〜10万円)というTITAN XとGTX980の中間のものが出るだけで、次世代版は来年になる模様。 であれば、買った直後に悔しい思いはしなくて済むし、来年まで待ってられないので、買うことに決定。
GTX980はフルサイズカードなので、GTX670の1.5倍サイズで3連ファン付き。 ミニタワーケースに収まるかどうか不安でしたが、このケースはPCI Express x16ポートのサイドに何もないので問題なし。 早速挿し替えて起動してみると、やはりコレだったか・・・
Assetto Corsaを画質最高設定で負荷をかけて、数時間プレイしてもフリーズの気配もない。 温度は80度まで行ってたけど、ファンコントロールアプリで制御すると75度くらいで安定。 もちろん1日だけの実績では、前回のようにぬか喜びに終わる可能性があるので、3日ほど経過観察してから結論、これは明らかに直りました。
同じZOTACのグラボで、相性問題が本当ならば微妙だったけど、やはりZOTAC製品は安いので・・・ いずれにしろ相性ではなかったっぽいということは、やはりカードの故障か。 昔々、21インチCRT時代に常時2048x1536ドット表示で丸3年くらい酷使しまくった初代GeForceが、ちょっとした3Dゲームの稼働で息も絶え絶えになったことがありましたが、そこまで酷使してないつもりのGTX670も、同じようなカンジになってしまったのか。 まあしょうがないやね。
で、GPUを買い換えたらVRAMが4GBになって、メインメモリと同じ容量になってしまったので、まァこれはこれでどーかと思い、メモリも増やすことに。 (一応、いまどきの3Dゲームはデータ量も膨大なので、メモリも多いほうが良いのは自明だし) 今挿さっているメモリは、このPC構築時に買ったDDR3のPC1333を2GB2枚で、ちょっといまどきは速度も遅いので(Windowsデフォルトのパフォーマンス値で他のパーツは7ポイント台なのに、コイツだけ5.9とか)、クロック倍のPC2666の8GBを2枚にしました。
これもなるべく安物にしましたが(2枚で24000円)、怪しいかと思われた「G.SKILL」とかいうメーカーをググってみると、いまどきの信頼性の高いメモリメーカーらしい。 ヒートシンク付きで、あまつさえメモリファンも付属していました。 しっかし派手なヒートシンクだな・・・メモリファンは筐体内が狭いのと、それほど発熱しなさそうなので付けません。 (メモリファンを付けると、逆にCPUの温度が上がるという報告もあるし)
ちなみにこの対応で、ウチの2万円で組んだPCは、以下のようになりました。
CPU=Core i7-4790K 4.0GHz RAM=DDR3 PC2666 16GB VGA=GeForce GTX980 MainBoard=Z97M-D3H SSD=256GB Power=750W
SSDはMacBook用に買ったお古とは言え、これでは立派なゲーミングPCではないか。ヤレヤレ。 尚、お陰でCore2Duo、DDR3、GTX670、マザー、電源が余ったので、これで1台組めますww(HDDも転がってるのがあるし)
さて、そんなこんなでPCの不具合は直ったのですが、意気揚々と朝っぱらからAssetto Corsaでタイムアタックをしていたら、今度はハンコンがおかしくなりました。 急に視点がコロコロ変わったり、異常終了したりするようになったので、PCを再起動してみたら、PSホイールのボタンがまったく効かなくなっていました。 コントロールパネルで見てみると、ハンドルプロパティが違うものに。 まるでFerrari F1ホイールが認識されなくなったときと同じ状態。 まさか、PSホイールの基板までやられたのか!? でもここしばらくはハンドル外してすらいないんだけど・・・ 落ち込みながらも今まで見ていなかった本体側のコネクタ配線を見てみると・・・あ、断線してる。それも3本も。
考えてみたらここはハンドルが回転するとねじれる箇所で、尚且つクイックリリースを取り付けるためにいろいろ加工した場所。 Ferrari F1ホイールが認識しなくなったときは、PSホイールの方は何の問題もなく稼働していたので、まさか本体の配線側とは思わず、ホイール側の配線か基板かと思って調べ、配線に問題はないことが分かったので、やむなく基板を取り除いてボタン類を全部SIMR-F1に配線し直そうと思っていたところでした。 (GWにやろうと思っていたものの、面倒くさくてまだ放置状態でした) おそらくこの段階で最初の1本が断線していたが、PSホイールでは使ってない配線だったので影響がなかったと思われる。 案の定、この3本をハンダ付けし直したら、PSホイールもFerrari F1ホイールもどちらも正しく認識されボタン類も機能するようになりました。 しかしながら、ねじれる箇所には違いないので、再度断線する恐れがあります。 一応、ホットグルーでヤバそうなところは固めましたが、これで切れたらまた対策が必要ですね。
とりあえずこれで不具合は全て解消しました。 最近はF1マシンを持て余しているので、フィアット・アバルト500エッセエッセでアウト・イン・アウトの基本を練習しています。
市販車なので遅いですが、だからこそコーナリングの基本とか、ドリフトとかを学ぶには良いマシンです。 グランツーリスモ5とかrFactorでは、市販車クラスは遅すぎてまったく面白くなかったのですが、Assetto Corsaではなんか凄く面白い。 クルマを操る楽しさの基本が分かるカンジです。 rFactorで1990年型Tyrrell019を操るのも楽しかったのですが、これは別次元です。 GT5みたいな滑り始めたら制御が効かないカンジもないし、実に楽しいので長続きしそうです。良かった。 | | | |
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