2006年 7月19日
| ブレーキキャリパーbrembo化計画
| ゆうがた |
| 今まで、あまりに金のかかりすぎる夢想でしかなかった件の計画を、ようやく発動することにしました。 と言っても、少々妥協しましたが。
この間ディスクローターをリプレースしたばっかりのフロント周りですが、確かにブレーキ性能は向上しました。 ローターの厚みが1.7倍(3.8mm→6.5mm)になったおかげで、効きがガッシリしたカンジがします。
がしかし、そもそものブレーキタッチの悪さはキャリパーからくるものなので変化なく、長年の不満と鬱憤がたまりまくっちゃってまして、どーしようもなくなってきました。 言葉では難しいのですが、ニッシンのキャリパーは、効くのは効くんですが、カッチリしないんです。ピストン1つ1つの動きがバラバラなカンジです。 それにメンテした直後と少し経った後ではタッチがまるで変わります。 よーするに不安定なんです。もうダメなんです。bremboじゃないとダメなんです。
とは言え、ブレーキキャリパーの交換はおいそれとは出来ません。 以前から書いてますが、F4のキャリパーは締結ボルトの間隔が75mmという特殊なピッチで、汎用のパーツ(40〜65mm)では一切ボルトオンできないのです。(同じニッシンでさえ標準は90mm) となると、汎用キャリパーを付けるためのサポートを作ってもらうしかないのですが、ワンオフ製作になるため左右セットで5万円くらいはかかるし、あまつさえ75mm→65mmとかいう微妙なサイズ変更は、取り付けが難しかったり不細工になったりしてロクなことはありません。
そこで、→です。 フロントフォークのボトムパーツ(ホイールアクスルを固定するところ)ごと、交換してしまえば、キャリパーの固定方法も自由自在というわけで。 自由自在ならば、古い固定方式のキャリパーよりも最新型が良い。 最新型とは、固定方式がご覧のとおり「ラジアルマウント」で、且つ、パッドがピストン1個ごとにある、「4ポット4パッド」方式。
この「4パッド式」は激烈な効きで、旧来の「2パッド式」の下手なレーシングキャリパーよりも効くとのウワサ。 確かにレーシングキャリパーは削り出しボディやチタンピストンなど、豪華な仕様を奢られていますが、鋳造の公道仕様の10倍近い高価な代物。(片側で10〜20万円) しかもパッドは別売り。 しかしこちらの公道仕様なら、パッド付きで2万円を切る価格で、その価格差は歴然。
bremboはうまい商売をしてまして、公道用は100mmピッチ、レース用は108mmと微妙に差別しており、それによりやはりサポートなしでは交換できないようにしています。 ボクが買おうとしているこのサポートは100mm仕様しかないのですが、別のメーカーのサポートには108mmもあって、どっちを買おうかしばらく(2年くらい)悩んでたわけです。 が、その別のメーカー製はイマイチカッコ悪いのと、やはりレース用キャリパーはコストやメンテの必要性等もあるし現実的ではないと考え、100mmのこっちの商品に狙いを定めました。
ちなみにこの商品(メーカー不明)は価格が869ユーロ。 ちょっと高いですが、普段の散財を少しガマンすれば買えなくもないレベル。 bremboキャリパーはヤフオクで新品が18900円くらいなので、2つで39000円というところ。 後は2万円くらいのブレーキホースを買えばパーツは揃う。
ただ、フォークのボトムを交換するのは素人にはムリなので、プロに頼むしかないのですが、どうせフォークをばらすならオーバーホールもついでに頼んで、さらについでにインナーチューブのチタンコーティングも・・・ ・・・とかなんだかで10万くらいの工賃がかかってしまうんですが。 まあやむを得ない。
つーわけで30万あればなんとか出来るかな・・・と思ってるわけで、いっぺんにはムリでも少しずつなら不可能な数値ではないな、というわけで。 (一体、いつになったら貯金が出来るようになるんでしょう・・・) | |
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