2003年 4月 7日
| 2003MotoGP開幕戦
| ひる |
| 4日、5日と降り続いた雨は5日夜に上がり、天気予報では翌6日は晴マークのみ。 たまたま日・月と休みがうまくあったので、鈴鹿に行ってくることにしました。 一人では寂しいので、日曜ヒマで且つ250cc以上のバイクを持ってるヤツを探しましたが、 誰もいない。 弟はCB400を持ってますが、整備士のため日曜休みなわけがない、とダメもとで聞いたら、 意外にも休みらしく一緒に行くことになりました。
6日朝6時にウチを出発、名阪国道を使ってバイクで2時間ほど。 昔F1を見に行ってた頃、しょっちゅう電車を使いましたが、 駅はいくつかあるものの、本数は少ないし、6kmくらい離れてるところもあるし、 とてもじゃないが二度と電車で行く気にはなれません。 クルマだとサーキット外の駐車場はぼったくりで、且つ帰りは渋滞に巻き込まれ、とこれまたロクなことはありませんが、 やっぱりバイク、瞬時に着くし渋滞はカンケーないし。 ちょっと行きは寒くて必要以上にバテましたが。
F1のときはいつも見やすいダンロップコーナーに行くのですが、 バイクだと小さいから高速コーナーは状況が分かりづらいかも、と思い、 試しにヘアピンに行ってみましたが、そこでフリー走行を見た限りでは迫力がなくて物足りない。
そこで高速からのブレーキングが見れるし、全体の状況も見やすいシケイン手前に移動しました。 しかもその辺りは130Rコーナーからシケインを含め、今年から新たに改修された場所で、 今までとどう変わったかも見ることが出来ます。
3クラスの内、125と250を観戦し、なかなか攻防の見れるいい場所だと思ったので、 S字辺りに移動しようかと思ってたのはやめにして、MotoGPクラスもここで見ることにしました。 ただ、シケインと130Rのちょうど中間点で、波乱の多いシケインの攻防が少し見づらいので、 もう50mほどシケイン側に移動し、100m前表示看板の真ん前辺りに陣取りました。
まさか、まさにその場所で、加藤大治郎がクラッシュしようとは・・・
結局ウチに帰ってBS録画を見てもそのシーンは映っておらず、記憶に頼るしかないですが、 100m看板がシケインへのブレーキング開始位置になっているらしく、 そこから全車フォークを沈ませながら、シケイン1つ目へ突入していくのですが、 3周目のセカンドグループにいた大治郎は、ブレーキングポイントに来た瞬間、 突然客席側にコースアウト、まっすぐタイヤバリアに突進して激突、 縦回転してコース上に破片を撒きながら横たわりました。 速度はおそらく200km/h程度は出ていたでしょう。 それにアクシデントの直前は何台かが横に並んでいる状況でした。 誰かに当たって押し出されたのか、マシンの何かが壊れたのか、原因は分かりませんが、 ブレーキングをミスったわけではなく、ブレーキング時にはもうダートだったというカンジです。
大治郎はキケンなコース上からすぐに担架に乗せられて移動、 その後レースは中断されず、そのまま終了、ヘリが病院へ搬送したふうでもなかったので、 まだサーキットの医務室にいると思い、大事には至らなかったと安心したのですが、 レース終了後の場内アナウンスで、「頭を強く打ってヘリで病院に搬送された」と知り、それ以上の情報もなく、 これはヤバいことになったと思いました。 案の定、ウチに帰ってネットで調べると、「大治郎、意識不明の重体」というニュースだらけで、心に暗雲が立ち込めました。
なんてことだ! 安全の為のコース改修じゃなかったのか!? まあ、コース改修は直接カンケーないかも知らんけど。
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